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コラム
債権回収(2)
2018年2月20日
債権回収のコラムの反応が多かったので、少し補足します。
税務署は、売掛をたてた点で収益とみなし、これに対して税金をかけてきます。
いわゆる発生主義の原則です。
経営者としては、たしかに売掛はたてたものの回収ができていないのに、これに対して
税金を払うのは本当につらいところです。
その場合、何とか債権回収に努めることが必要となります。
粘り強く交渉して任意で支払っていただけるのが一番です。
しかし、なかなか応じてくれていないから回収できていないのが現実です。
このような場合、法的措置をとってなおかつ執行等をしても回収できない場合には
損金処理が可能となります。
いわゆる黒字倒産の中にはこの債権回収がうまくできていないところが相当数あります。
回収できていない債権も売掛金ですから資産となり、これが多ければ財務諸表上は黒字です。
ただ、実際キャッシュが入っていないので、資金繰りが悪化します。
回収できていない債権に税金を支払い、なおかつキャッシュが入らないとなれば経営者としては大打撃です。
このようなことにならないよう早めに対策を練る必要があります。
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