靴の臭いと汗が気になる季節

2016年8月12日公開 / 2016年8月13日更新

テーマ：足と靴

コラムカテゴリ：くらし

汗の役割は汗腺から水分を出し、その水分を気化させて熱を発散させることによって体温を調整するというものです。

通常はほぼ全身にあるエクリン腺という汗腺から汗が出て、この汗にはそもそも臭いが無いのですが、時間の経過とともに、その汗に皮脂や垢が混ざって雑菌が繁殖すると、臭いを発生します。

その他に、脇や耳の後ろなどに多くあるアポクリン線という汗腺があり、ここから出る汗はすぐに臭いを発するそうです。
また、高いヒールの靴を履いたり、足に合わない靴を履いて足自体に強いストレスがかかると、神経的な要因で足裏のアポクリン腺から汗が分泌されます。
ですから、靴の臭いが気になるという方は、アポクリン腺の汗のせいかもしれませんので、靴が足に合っているかを見直してみて下さい。

足に合う靴の基準としては、足指の先から靴先の間に１ｃｍ程の余裕寸を確保できるサイズで、靴先がラウンドトウのウォーキングタイプの靴を選択して、靴紐を靴先からしっかりと締め、余裕寸を維持して履くことをお勧めします。
綿の５本指ソックスと組み合わせて履くと、靴の中で足指の動きが促進されて余裕寸とあわせて靴内の空気が還流し易くなるので足の蒸れを防ぎ、同時に足指の運動効果もアップします。

また、消臭効果のあるインソールを靴に入れて、定期的に取り換えたり、同じ靴を毎日履かないようにするのも効果があると思います。

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