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コラム

ハイアーチ

2015年11月27日

テーマ:足と靴

コラムカテゴリ:くらし

「ハイアーチ」は土踏まずのアーチが縮んだまま伸び難くなってしまうという障害で、土踏まずのアーチが伸びっぱなしになってしまう「扁平足」の真逆の状態ということになります。


土踏まずのアーチは板バネのような機能を持ち、歩行時に足が接地して荷重が掛かると伸び、足を持ち上げて歩を前に進める時には縮むという機能を繰り返して、アーチの伸び縮みによって足が接地する際の衝撃を吸収分散するクッションの役割りを果たし、アーチが縮む際の反発力が推進力になる機能を持っています。

従って、アーチが伸びっぱなしの扁平足もアーチが縮みっぱなしのハイアーチも、足の持っているクッション機能と推進力が充分に発揮されないという状態となります。
そして、どちらかと言えば扁平足は推進力に欠け、ハイアーチは衝撃吸収力に欠けるという特徴があるようです。

扁平足の人は疲れ易く足が浮腫みやすいとか、ハイアーチの人は足裏の厚いチーズのような角質と腰痛に悩まされるとかの症状となって現れ易いのです。

また、扁平足もハイアーチも土踏まずのアーチを構成している足底腱膜という組織に負担が掛かりやすい状態であり、踵から土踏まずにかけての痛みを訴える「足底腱膜炎」という障害を起こすリスクが高くなります。

対処としては、普段履かれている靴を見直して工夫すると、効果的なサポートになる場合があります。

まず、足の指先から靴先の間に1cm程の余裕寸が確保できるサイズのウォーキングシューズを選択して、市販のウォーキング用のインソールを靴に入れて、靴先から靴紐をしっかり締めて余裕寸を維持しながら履いて歩くようにします。

足指の動きが靴の中でも促進され、インソールで土踏まずのアーチがサポートされる事によって、足裏の接地面積が増えて、衝撃の負担が踵や足指の付け根に集中するのを防ぐ効果が期待できます。
また、踵が接地する部分にだけヒールクッションを入れると、より衝撃の軽減効果が発揮される場合があります。

また、ご自身用のオーダーインソールや健康靴を作ることで、さらに適正なサポート効果が得られますので、ぜひご検討下さい。

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