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小黒健二

足の健康を守る“足と靴のアドバイザー”

小黒健二(おぐろけんじ)

有限会社ロビンフット

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コラム

足元が不安定なままで運動すると、トラブルを悪化させるかもしれません・・・

足と靴

2012年6月24日 / 2014年7月17日更新

「外反母趾と偏平足が酷いので、ランニングシューズ用のインソールを作って欲しいのですが・・・。」という50代の御婦人からのご要望がありました。
「今の足の状態でランニングシューズを履くこと自体、足の症状を悪化させることになるかもしれませんよ・・・。」と私。

「でも、革靴を履いて走るわけにはいかないでしょ?」と御婦人。
「それはそうですが、またどうしてランニングをしようと思ったのですか?」とお尋ねすると、
「健康のために・・・。」と御婦人。
「なるほど、そういう事でしたか・・・。しかし、今の足の状態でランニングをするのはトラブルの悪化に繋がる恐れがありますので、お勧めできません・・・。」と私。
「ランニングは駄目ですか?」と御婦人。
「ランニングが駄目というより、足首が内側に倒れてしまうことで、偏平足と外反母趾を悪化させ続けているようですから、まずその事を解消するための運動を基本にするべきだと思います。」と私。
「と言うと、どんな運動が良いのでしょうか?」と御婦人。
「ウォーキングですよ・・・。」と私。

ランニングは回内(足が内側に捩れる現象)動作が強い運動ですので、この御婦人のように既に足首が体の内側に倒れ込んでいる方にはリスクが大きな運動なのです。
加えてランニングシューズは軽量である事や靴底の柔軟性を満たすように作られていますので、この御婦人がいきなり取り組む運動としては不適当なのです。
やはり、しっかりと安定した靴底のウォーキングシューズで、足骨格の安定を図りながらウォーキングで徐々に筋力を付けて行くような手順を踏むべきでしょう・・・。
ランニングの負荷に耐えられるような足首の安定性を獲得すれば、次の段階でランニングを取り入れることは可能かもしれませんが・・・。
尤も、それには相当なウォーキング熟練者になる必要があるでしょうが・・・。

健康を取り戻そうと取り組んだ運動で、返ってトラブルを抱え込む方がいらっしゃいます。
その原因の多くが、足元が不安定なままで、急に体に負荷を掛けたために足や膝や腰が悲鳴を上げるという類のものです。
筋力が低下して体のバランスが崩れている方が、サポートも無しに急な運動で負荷を掛けてしまうと、返ってトラブルを誘発したり、元々抱えていたトラブルを悪化させることになるかもしれません・・・。
まず、運動に適したバランスを保つための大黒柱である足の状態を見直す事が、健康な体作りのためのトラブルを起こさない運動へのスタートラインだと思います。
 
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/

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