中足骨骨頭痛(ちゅうそつこつこっとうつう)
小学校高学年のお子様のお母様からお電話でご相談を承りました。
「子供が偏平足で、病院で足底板(インソール)を作ってもらい、靴に入れて使っているのですが、良くならないので困っています。」との事。
お話を聞いていると、足底板(インソール)が高価なので作り直すのを躊躇っているご様子です。
靴でなんとかならないものかと尋ねられました・・・。
普段履いているのは紐のスニーカーだそうです。また、学校では上履きを止めて、スニーカーを上履き代わりに使っているそうです。
スニーカーはカカト周りのしっかりしたものをチョイスして購入しているそうです。
実際にお子様の足の状態を診たわけではありませんが、お母様のお話の範囲で判断すると、どうも「靴の履き方」に問題があるのではないかと思いました。
「靴を履いたら靴のカカトをトントンと床に押し付けて、足首をしっかりと靴のカカト周りで固定して、つま先から紐を締めて靴の中で足が前にずれ込まないように履いていますか?」とお尋ねすると、
そこまでして靴をきちんと履いていないご様子でした。
「靴をきちんと履く習慣をつけさせて、それでも足の状態が改善しないようでしたら、一度ご本人を連れてきて下さい。」と私。
「分かりました。本人に話してみます。」とお母様。
足に良い靴や症状を改善するための装具を使っても、肝心の靴の履き方がいい加減では効果が得られないことが多いのです。
例えれば、歯磨きの習慣がなければ、高価な歯磨き粉や歯ブラシを購入したとしても、虫歯予防の効果が得られないのと同じなのです。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/