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山本幸司

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山本幸司(やまもとこうじ)

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コラム

表札

家づくりの考え方

2012年5月31日 / 2014年8月1日更新

表札のデザインの打合せを行いました。

打合せといっても、素材は?大きさは?デザインは?どこに取り付ける?といった既製の常識、いわゆる普通にとらわれない大きな話のところからのスタートです。

今回私は、職人気質である施主の為に提案しているのは、ひとつの鉄の塊、一枚の鉄の塊から出来上がる、最初から最後まで手仕事の表札です。

写真は今回、これまた職人気質な方が造って下さった実物のサンプルです。
木とのコントラストといい、相性もよさそうです。

鉄表札1
鉄表札2

これらはすべて切り文字ですが、近くで見るとバリや手仕事である証拠の跡が見え隠れしています。しかし、これをよしとするのか、仕事が悪いとみるのかは紙一重です。もちろん、住宅の性能を左右する箇所とではよしとはできません。ただ、鉄のようなもの(その他自然素材)は素材そのものの持っている力強さもデザインに加えないともったいないなあと思うわけです。

この写真は、塗装を加えていますが、これから長い年月をかけて錆自体をまとっていくことによって、新たな味わい、鉄の持っている素材の強さを住まいと一緒に感じることのできるように、無塗装という選択肢もあります。その時は木と組み合わせると錆がまわる可能性があるので、支柱部分はステンレスを使用しなくてはなりませんが。

また、写真にはありませんが、今回の提案の中では"叩き仕上げ"という仕上げでを考えています。"叩き仕上げ"というのは、仕上最後にハンマーで叩くことによって、意図的に表面に凸凹をつくり力強さが生まれ、またとない表情が出来上がってきます。これこそだと思います。>サンプル画像へ

なにより、表札は住宅でいうところの顔、そして、だるまでいうところの目入れ、仏像でいうとことの開眼供養ではと思っています。これからのくらしを彩るのひとつの味わいと考えます。新たなスタートが切れるんだと思います。



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