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コラム

ボーリング調査

2012年6月19日 公開 / 2014年8月1日更新

テーマ:プロジェクト進行中

コラムカテゴリ:住宅・建物

神戸市灘区での進行中の物件の土質調査。
非常に狭い空間でのボーリング調査となりました。
既存の一部を先行して解体してからの調査で、道路も狭く調査のための機材も人力での作業となり、
搬入半日、作業丸1日、搬出半日の計2日ほどの作業期間となりました。
もちろん、掘削深さ、調査箇所数によりけりです。
今回は、10mほどの調査深度、1カ所で、今後、本建屋を解体後、再び土質調査に入る予定です。
先行して行ったのは、基礎の構造計算をするために早い段階で、調査を行う必要があったのがその理由です。

櫓(やぐら)
一日目は雨の中での作業。二人で行います。

櫓は、組んでしまうと直径2.5mほどの空間に納まるので、今回のように狭くても設置可能です。
それに発電機や、水をいれるドラム缶を設置する場所の確保がいるので、2.5mx3.0mくらい必要でしょうか。

特にこの調査では、地盤の良し悪しの結果により杭基礎になるのか、べた基礎になるのかの境界線上のような状況だったので、調査報告が気が気でならなかったのです。

灘区はたまに角礫(大きめの石)の地帯があったりもしますが、比較的に地盤良く、今回の調査でも結果的には非常に地盤はよく、べた基礎で進めることとなりました。大幅なコスト抑制につながりました。
これでベタ基礎になったことで浮いたコスト部分を上部建物の部分にもう少しお金をかけることができるようになりました。


サンプル採取
鋼管を打ち継いでいく必要と、土壌のサンプルを採取する必要もあるので、その都度引き出す。

現場記録写真
現場記録写真。残尺をしめしている。


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この記事を書いたプロ

山本幸司

普通のいい家をつくるプロ

山本幸司(山本建築設計事務所)

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