マイベストプロ岐阜

コラム

水は、高い所から低い所へ流れる

2020年8月27日 公開 / 2020年9月6日更新

テーマ:子育て

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

 暑い日が続き、コロナウイルス感染、熱中症も気がかりで、なかなか心が晴れません。

 そのためか、イライラしたり、ストレスがたまったりしていませんか?

このイライラやストレスの元になっているのは、多くの場合怒りのエネルギーではないでしょうか?

 発散すれば、このエネルギーは小さくなります。

 怒りのエネルギーを好んで持ちづ付けようとする人はいないと思います。

ですから、何らかの形で体の外に出しておられると思います。

(例)
 不満を誰かにぶつける。
 話を聴いてもらう。
 相談に乗ってもらう。
 物を買いまくる。
 無茶食いする。
 大声を出す。(歌を歌う)
 運動をする。
 暴力に訴える。

など、エネルギー放出の形は、様々です。

 また、エネルギーは、水と同じように高い所から低い所へ流れます。

 エネルギーを出す側(高い)→ エネルギーを受け取る側(低い)
 立場が上の人(高い)   → 立場が下の人(低い)
 力が強い人(高い)    → 力が弱い人(低い)

(
(私自身も、残念ながら、自分の立場や力から、エネルギーを流しやすい相手に向かってエネルギーを放出してしまいます。)

 そして、エネルギーは、質の悪いことに、意図して放出する場合もあれば、無意識のうちに放出される場合もあります。 

 例えば、何となく怒りっぽくなるというのは、無意識のうちに放出されているからだと考えられます。

最悪の場合、家庭内暴力となって現れることもあります。
 例えば、
 上司からの怒りのエネルギーを部下が受け止めざるを得なかったとします。(立場が上の人から下へは、エネルギーは流れやすい。)
 部下には、家庭があり、子どもがある場合、
 たまたま何かトラブルがあると、この怒りのエネルギーが後押しをし、家庭の中で弱い立場になる人にそのエネルギーが向けられることがあります。
 そして、立場の弱い(女性や子ども)に向けられたエネルギーが暴力という形になって現れることがあります。

 どこでどのように怒りのエネルギーが使われるかは、使われた後になってわかる場合がありますが、怒っているときには、わかりにくいと思います。
そのため、後悔することもあります。

 できれば、怒りのエネルギーを使いたくないものです。
しかし、怒りのエネルギーをよいエネルギーに転換するのは、なかなか難しいものです。
 かと言って、自分の中にためておくと、自分自身を傷つけてしまいます。

怒りのエネルギーを解消するには、エネルギーの源を探らなくてはなりません。
 
 じっくりと冷静に自分を見つめる機会が必要です。

家にいる時間が長くなった今こそ、自分を見つめる機会を増やす絶好のチャンスかもしれません。

この記事を書いたプロ

須田敏男

長年にわたる小学校の教頭の経験を活かした家庭支援のプロ

須田敏男(あすなろ教室)

Share

関連するコラム

須田敏男プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
058-337-0453

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

須田敏男

あすなろ教室

担当須田敏男(すだとしお)

地図・アクセス

須田敏男プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ岐阜
  3. 岐阜のメンタル・カウンセリング
  4. 岐阜の家族カウンセリング
  5. 須田敏男
  6. コラム一覧
  7. 水は、高い所から低い所へ流れる

© My Best Pro