日々の「選択」に目を向ける

須田敏男

須田敏男

テーマ:メンタルヘルス

 よりよく生きたいと願って生きている人は、多いように思います。
私もその一人で、鍛えるためのトレーニングを我流で行っています。
 トレーニングの一貫として、今週は、日々の「選択」に取り組んでいます。
 私たちの日々の生活の中で、選択を迫られる場面は、何度も訪れます。
 その時、どちらを選ぶかによって、鍛えられ方が異なってきます。
 苦楽で考えると、楽を選択していると次第に視野が狭くなり、エゴ的で、刹那的な人生を送るイメージが湧いてきます。逆に苦を選んでいると、修行僧のように次第に物事を深く理解し、視野が広がり、豊かな人生を送っているイメージが湧いてきます。
 
 よりよく生きるためには、苦を選んだ方がよいと思っていますが、何となく息苦しさを感じます。

 迷いながらも、「選択」を意識して、生活を送っています。

その1
 昨日、10分の空き時間ができた時、思いついた資料を作ろうか、それともゲームをして身体を休めようか、選択する機会がありました。
 
 苦しい方を選択する事が、自分を鍛える事になると判断し、資料作成を選択しました。

 資料を作り終えた時に、資料を活用している場面が思い浮かびました。資料を元に他者と関わりを深めている自分を想像することができ、こちらを選択してよかったと思いました。

その2
 夕方、孫を塾に送る事を頼まれていたので、それができるように計画をし、入浴を早めて準備をしていました。入浴中に娘からの伝言を妻が受け取り、「早く仕事が終わったので、私が送る。」との連絡が入りました。
 その時、疲れて帰ってくる娘を気遣って孫を送ると伝えるか、娘の言葉を受け入れるか、選択を迫られました。

 その時は、娘の言葉を受け入れる方を選択しました。

 この時、疲れて仕事から帰ってくる娘を気遣う気持ちもありましたが、計画的に事を進めてきた自分の計画を崩したくないというエゴが働いていた事に気づきました。

 娘の言葉を受け入れることが、結果としてエゴを強化する事にならずこの選択がよかったと思いました。

その3
 入浴前に監視カメラに父がベットから起き上がり、トイレに向かう映像が映っていました。
 この時、父の介護のために実家に向かうか、それとも入浴するかの選択に迫られました。
 父と孫のどちらを選ぶかの選択に迫られました。
 
 この時、介護しなくても、一人でできるはずだし、孫の送りの時間が迫っているので、可愛い孫と関わる事ができると思い、孫を選ぶ事にしました。

 まさにエゴを選択したと思っていましたが、現実的には孫の送りがなくなり、孫と関わる事はありませんでした。

 入浴後に監視カメラの映像を見ると、既にベットに横になっていましたが、服装を上手く整える事ができていませんでした。マイクから父に話しかけて、服装を整えるようお願いしました。
 父はそれに応えて自力でベットの中で整えていました。

 エゴの選択を修正してくれる何か見えない大きな力が働いているように思いました。
 
 そして、何かに操られて生きている感じさえします。
 
 自我流でも、私なりに努力しているから、こんな力が、手助けをしてくれ、誤った方向に進まないように導いてもらっているのかもしれません。

 日々の「選択」に目を向けると、自分の在り方が見えてきます。

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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

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 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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