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コラム
全粒穀物摂取でメタボ改善?
2018年6月12日
全粒穀物摂取でメタボ改善?
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は‘全粒穀物摂取でメタボ改善?’という報告です。
全粒穀物食(主に玄米、玄米を発芽させた発芽玄米、ふすまを取っていない麦、全粒粉の小麦を使った食品、オートミール、挽きぐるみのソバなど)を取り入れることによって内臓脂肪が減少することが、株式会社日清製粉グループ本社の研究によって明らかになった。
メタボリックシンドロームが心血管疾患のリスク因子であることは、国内でも広く知られている。疫学調査により全粒穀物の摂取量とメタボリックシンドローム該当者の数に逆相関が認められる報告は知られているが、食事介入試験による全粒穀物食のメタボリックシンドロームへの影響に関する研究は乏しい。
そこで、本研究では、体格指数(BMI)が23以上の日本人50例を対象に、全粒穀物あるいは精製穀物による食事介入試験が実施された。食事介入試験は12週間にわたって行われ、6週ごとに血液採取とCT撮影が行われた。
主な結果は以下のとおり。
・全粒穀物群においては4cm2の有意な内臓脂肪面積の減少が認められた。
・精製穀物群では内臓脂肪面積に変化は認められなかった。
近年は玄米が見直されて来ていますが、今回の研究でもそれが改めて確認された感じです。精米された白米は確かに食べては美味しいかも?知れませんが、栄養学的にも健康にもそのままの食品を摂取することが健康には有用な様ですね。
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