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佐藤浩明

消化器内科専門医で「内視鏡検査」のプロ

佐藤浩明(さとうひろあき) / 内科医

さとうクリニック内科・消化器科

コラム

咳エチケットについて

2017年12月31日

テーマ:インフルエンザ

コラムカテゴリ:医療・病院

 

咳エチケットについて

 おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝はインフルエンザの流行時期を迎えて今一度、‘咳エチケットについて’というお話しです。
 例年、インフルエンザの流行は年末年始の長期休暇後にピークを迎える。そのため厚生労働省は12月22日、飛沫感染予防としての咳エチケットを啓発するために人気漫画作品『進撃の巨人』とコラボレートし、(SNS)などを通じた情報発信を行うと発表した。

咳やくしゃみを手で押さえるのはNG
 インフルエンザをはじめ、感染者の咳やくしゃみにより飛沫感染する感染症は多く、特に公共交通機関、職場、学校など人が集まる場所では、予防や感染拡大の防止対策として「咳エチケット」が重要となる。
 例年、年末年始の長期休暇後にインフルエンザの流行がピークを迎えることから、厚労省では長期休暇に先立ち、咳エチケットの周知を積極的に行うことにしたという。世界保健機関(WHO)は、咳エチケットの方法として「マスクやティッシュ、ハンカチ、袖で口・鼻を覆うこと」を推奨しており、厚労省も同様の推奨を行う。
<3つの咳エチケット>
①マスクを着用する(口・鼻を覆う)
②ティッシュ、ハンカチなどで口や鼻を覆う
③上着の内側や袖で口や鼻を覆う
<咳エチケット違反例>
×咳やくしゃみを手で押さえる:咳やくしゃみを手で押さえると、その手で触ったドアノブなど周囲のものにウイルスが付着し、それらを介して他人に感染させる可能性がある
×何もせずに咳やくしゃみをする:咳やくしゃみをするとき、飛沫が2mほど飛ぶ。飛沫に病原体が含まれている可能性があり、他人に感染させる可能性がある
 今シーズンはインフルエンザB型がA型と混在して早めに流行していますし、ワクチン接種がきちんと出来なかった子供さんも多く見受けられますので
例年に比して感染対策が重要なシーズンになるものと思われます!

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佐藤浩明

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