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コラム

日本と海外の戸建て住宅の違い

2023年2月3日

テーマ:家づくり

コラムカテゴリ:住宅・建物

日本の住宅の寿命は約30年と言われているのに対し、アメリカやイギリスなどの海外の先進諸国の住宅の寿命は日本の倍以上で、築100年以上の住宅も珍しくありません。そこで今回は日本と海外の住宅事情の違いについて考えてみましょう。

長く住むことで 豊かな暮らしを実現

山林が多い日本では、木材が手に入りやすい環境だということに加え、日本特有の高温多湿な気候に対応するため、通気性に優れた木造建築の技術が高度に発展してきました。そのため、今も昔も日本の住宅は木造建築が圧倒的なシェアを誇っています。
また、戦後の日本は、その場しのぎで住宅を建てるという状況だったため、家は古くなったら取り壊して新しい家を建てるという、建て替えを前提とした考え方が主流となり、それが現代の日本の住宅建築に大きな影響を与えています。
一方、欧米などの海外の先進諸国では、石やレンガ造りの住宅が主流であることの影響などにより、住宅はリフォームしながら長く持たせようという考え方が一般的です。日本では築年数が経てば経つほど資産価値が下がるのに対し、欧米では新築よりも築年数が経過した住宅の方が、資産価値が高くなるとされています。これは、古くなっても問題なく住めるということで信頼度が上がるからだと言われています。
同じ住宅に長く住み続けて子や孫の代まで引き継ぐことができれば、当然、子や孫が住宅ローンに縛られることがないので、比較的自由にお金を使うことができ、自動車を買ったり、趣味を楽しんだり、子どもの教育や習い事にお金が掛けられるなど、豊かな暮らしをすることが可能になります。寿命が短い住宅では世代が変わるごとに住宅を新築しなくてはならなくなり、いつまで経っても住宅ローンに悩まされることになるのです。

サスティナブルな「FPの家」で 未来に向けた家づくり

環境保全の考えからも、短いサイクルで住宅を建て替えるよりも、リフォームしながら長く住んだ方が、二酸化炭素の排出量が抑えられるという理由などから、2009年に「長期優良住宅」という制度が設けられ、長期優良住宅の認定を受けると、税制面での優遇措置が受けられるほか、低金利の住宅ローンに加入できたり、保険料減免や補助金適用などのさまざまなメリットがあります。
長期優良住宅の認定を受けるには、「長期に使用するための構造及び設備を所有していること」「居住環境等への配慮を行っていること」「自然災害等への配慮を行っていること」「一定面積以上の住戸面積を有していること」「維持保全の期間、方法を定めていること」の措置が講じられていることが必要です。その点、「FPの家」は、耐震性や劣化対策、省エネルギー性において、長期優良住宅の基準を軽く上回る“超”長期優良住宅です。あなたも住宅性能が変わらず永く住み続けることができる「FPの家」で、快適な暮らしを実現しませんか。

この記事を書いたプロ

山下輝雄

無添加住宅・健康素材の家づくりのプロ

山下輝雄(株式会社山下ホーム)

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