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住まいの建て替え-段取りや費用のポイントは?-

2015年11月4日 公開 / 2015年12月1日更新

テーマ:家づくり

コラムカテゴリ:住宅・建物

住まいの建て替えにはご家庭によってさまざまなケースがあり、仮住まいの手配や費用の準備などで更地の場合とは異なる段取りが必要になります。今回は建て替えならではの注意点、押さえておくべきポイントをご紹介します。

●「リフォーム」か「建て替え」か、検討すべきポイントは
 既存の住まいが古くなったとき、リフォームか建て替えかを悩む方も多いのではないでしょうか。まず見極めるポイントは基礎や構造の劣化にあります。一般にリフォームの方が比較的安価な印象がありますが、基礎の沈下や主要な構造材の腐食などがある場合は工事の規模が大きくなり、新築と費用が変わらないということも。リフォームを選ぶ場合は、住まいの構造がしっかりしていることが大前提。劣化が明らかな場合は、新築を選んだ方が賢明です。建て替えの際は、立地によっては法規制によって建築面積や容積率が以前の住宅よりも制限されてしまう場合があるため、あらかじめチェックしておきましょう。個別のケースに合った良い選択をするには、土地の事情に詳しい工務店が頼りになります。

●建て替えでは解体や地盤調査、仮住まいの費用が発生する
 まず建て替えが更地の新築と異なるのは、建築中に別の居住スペースが必要になるということ。建築期間の長さに合わせて、仮住まいの家賃や引越しのコストをあらかじめ計算に入れておきましょう。
 既存の自宅の解体費用と地盤調査費用は増減の幅が出やすいため、万全の見積りが必要。解体費用は住宅の立地や解体・撤去時に発生する廃材の種類などによっても増減します。また、住宅の新築時には地盤調査が義務づけられており、以前に家が建っていたからといって問題がないとは限りません。必要に応じた地盤改良による十分な耐震性の確保が求められます。

●建て替えの大きな理由は「老朽化」長寿で安心の住まいを
 冒頭でご紹介した通り、住宅の建て替えが選ばれる大きな理由に必要以上に進む老朽化があります。日本は高温多湿の影響で結露による土台や壁内の腐食が起こりやすく、世界の住宅事情と比較しても圧倒的に寿命が短いと言われてきました。
 山下ホームでは、経年を経て強く美しくなる良質な木材をはじめとする自然素材を建材として使用しています。加えて高い断熱性能を誇るウレタン断熱パネルによる「50年無結露保証」を実現し、気候に左右されない長寿の住まいづくりを実践しています。家族の健康と笑顔を守ると同時に、いつまでも長持ちする資産価値の高い住宅を。建て替えの際には、ぜひ末永く安心できる選択をしていただきたいと思います。

山下ホームHP

この記事を書いたプロ

山下輝雄

無添加住宅・健康素材の家づくりのプロ

山下輝雄(株式会社山下ホーム)

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