理想の注文住宅を建てるコツ

2023年3月3日

テーマ：家づくり

コラムカテゴリ：住宅・建物

理想の住まいを実現できる注文住宅。細部に至るまで自由に設計が可能で、さまざまな要望にも柔軟に対応できるのが魅力です。しかし、どこまでも自由な反面、間取り計画で戸惑う方も多いのではないでしょうか。

注文住宅は家事動線の配慮が大切

注文住宅は、自分のライフスタイルや要望に合わせて自由に設計できるのが最大の利点です。大家族向けには広いリビングや寝室を多数備えた間取りを。核家族やDINKS向けには、リビングとダイニング、キッチンを広く取り、寝室を少なくする間取りにするなど、住まう人に合わせた家づくりができるのが魅力です。また、趣味やライフスタイルに合わせてオーダーメイドが可能だというのも大きなメリットのひとつです。

いっぽうで、注文住宅を建てる上での注意点もあります。注文住宅は自由な間取りができるゆえ、デザイン性を重視しすぎると、使いづらい家になってしまう恐れがあります。洗濯をして乾燥、そして衣服をしまうまでの動線や、料理をして食事、食器を洗うまでの移動距離をできるだけ短くするなどの家事がしやすい動線への配慮が大切です。

トレンドにとらわれない間取り計画が重要

また、新しいトレンドを取り入れることで住みづらい家になってしまうケースもあります。例えば、リビング階段はデザイン性が高く、人気がありますが、1階の生活音が2階の寝室まで聞こえてしまうという欠点もあります。また、リビング階段は家族のプライバシーが確保しにくい間取りだという点も挙げられるでしょう。

空間演出をする上で、大きな窓の設置はおしゃれで、美しい景色を室内で楽しむことができるというメリットがある反面、外から見られるといったプライバシー上の問題が生じる可能性があるため、採用には十分な注意が必要です。スキップフロアも同様に、開放的でおしゃれな空間演出ができる人気の間取りですが、動線に段差が生まれるため、高齢者の介護を視野に入れて間取りを計画する人には不向きで、空間によっては冷暖房が効きにくくなるというデメリットもあります。

このように、トレンドの間取りにはメリットとデメリットの両面があるので、詳細に検討することをお勧めします。特に、家事動線や使いやすさに焦点を当て、トレンドにとらわれないで計画することが重要です。

注文住宅を建てることは、大きな決断となる人生の一大イベントです。それゆえ、多くの方が間取りに悩む事もありますが、そのときは、ぜひ「FPの家」にお気軽に相談してください。とかく注文住宅と謳っても限られたアイテムから選ぶのが一般的ですが「FPの家」は高い性能を有するうえに非常に自由度の高い真の注文住宅です。理想の住まいのイメージをお伺いし、リビング階段から大きな窓、スキップフロア、棚の造作に至るまで、あなたのご要望にあったデザインをご提案いたします。

この記事を書いたプロ

無添加住宅・健康素材の家づくりのプロ

山下輝雄（株式会社山下ホーム）

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