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コラム

食卓を楽しむ

2017年1月16日

テーマ:家づくり

コラムカテゴリ:住宅・建物


家を建てるならこだわってみたいのが、ゆっくりと家族で食事の楽しめる空間づくりです。
食卓のひとときをより豊かなものにするには、どのようなアイデアがあるのでしょうか。

家族の過ごし方から考える、 キッチン・ダイニングの選び方

 仕事で帰宅が遅くなったり、子どもは塾や習いごとがあったりと、現代では家族全員そろって食卓を囲む機会もつい少なくなりがち。
だからこそ、皆の集まる時間は大切にしたいものです。家の中で家族の集まる場所にはリビングがありますが、一方のダイニングは食事を通じて家族を引き寄せる場所。
美味しいひとときをより楽しく充実させるために、家づくりではどのようなことができるのでしょうか。

 まずはキッチンから考えてみましょう。配膳から調理、食事から皿洗いまで家族みんなで行うご家庭なら、壁から独立したアイランド型もおすすめ。
料理中も背を向けることがなく、開放感あるレイアウトで会話も弾みます。
キッチンにはシンクやコンロを横一列に並べるⅠ型、並行に並べるⅡ型や、動線が短いL型などのバリエーションがあり、ダイニングとの位置関係は、調理に集中したいなら壁付型、調理中も家族との会話を図るなら対面型が良いでしょう。
食材や食器が散らかりやすい手元やゴミ箱は隠れるようにしておくと、インテリアの雰囲気を損なうこともありません。

 ダイニングはテーブルによっても印象が変わります。
丸型は会話がしやすくリビングとも連続性が保ちやすいこと、四角は無駄なスペースが少なく、席が定まりやすく食事以外にも思い思いに使いやすいことがメリット。
キッチンカウンターのみとしてリビングを広く取ったり、兼用のリビングダイニングをゆったり設けるのもひとつの方法です。

視線と動線に配慮して広々と、 自由な間取りで居心地良く

ダイニングでの食事のひとときに親密感を演出するなら、リビングよりも天井高を抑えるのもひとつの方法です。
一見狭く感じるように思われますが、キッチン・リビングと緩やかに空間がつながっていれば圧迫感もなく、視線や動線が抜けることで面積以上に広さを感じさせる効果があります。

 また、部屋の明るさを控えめにして、ペンダントライトやスポットライトでダイニングテーブルを照らすのも落ち着いた雰囲気に。

このように、天井高や照明の明暗で空間の雰囲気を変えるのは家づくりをレベルアップさせる第一歩です。
「FPの家」は家全体が暖かいため、壁で仕切らずにゆったりと屋内空間をつくるのも得意分野です。

 日常的には、食事がなくとも自然と家族が集まりたくなるような習慣づくりも大切。
花を飾ったり、おやつの時間を楽しんだりしながら、我が家ならではのダイニングの過ごし方を作り上げてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いたプロ

山下輝雄

無添加住宅・健康素材の家づくりのプロ

山下輝雄(株式会社山下ホーム)

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