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マンション経営VS「J-REIT」選択は自己資金次第

2016年2月3日 公開 / 2022年10月15日更新

テーマ:マンション経営コラム

コラムカテゴリ:住宅・建物

皆さんこんにちは。
本日テーマは、【マンション経営VS「J-REIT」選択は自己資金次第】についてです。

自己資金が少ない会社員に向いている

数ある投資の中から、マンション経営がおすすめされる理由とは何でしょうか? 
自己資金が少ないサラリーマンにこそ向いています。不動産信託や「J-REIT」と比較しながら解説いたします。

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新たな投資商品「J-REIT」ってどんな投資?

投資にマンション経営を選ぶ理由は何でしょう?

他にも不動産信託という方法があります。
不動産信託というのは、不動産の管理を目的とした不動産管理信託や土地所有者が信託銀行等に土地を信託し、信託銀行等が信託契約に則って資金の調達、建物の建設、建物の賃貸および保守管理、入居者の募集などを行い、それらを信託配当として土地所有者に分配することを指します。

この場合、信託受益権は、現物マンションではありません。取引では、株式や社債と同じ有価証券として扱われます。
元本が保証されない金融商品ですから、元本割れということもあり、投資家にはハイリスクな商品だと言えます。それゆえ一般のサラリーマンには、扱いにくい投資商品でしょう。

一方、マンション経営は有価証券ではなく、実物のマンションなのでリスクは低く抑えられます。

また、最近は「J-REIT」という新たな投資商品が話題を呼んでいます。
「J-REIT」は、不動産信託の新しい形で、多くの投資家から集めた資金でオフィスビルや商業施設、マンションなど複数の不動産などを購入し、その賃貸収入や売買益を投資家に分配する商品です。

元々、REITはアメリカで生まれ、「Real Estate Investment Trust」の略としてREITと呼ばれるようになりました。日本では頭にJAPANの「J」をつけて「J-REIT」と呼んでいます。証券取引所に上場しており証券会社経由で売買可能です。

では、これらの投資の中でどれがベストなのでしょうか?
「J-REIT」は、プロが運用するので安心感があるように思います。
実際にはどうなのかというと、スポンサー不動産開発会社の売れ残り物件等、さまざまな要素をミックスし証券化している商品もあり、利回りに差があることはデメリットでしょう。利回りの平均値は4%前後といったところです。
利回り4%となると、100万円の購入につき、分配金が年に4万円となり、高配当は望めません。

さらにこの利益から所得税と住民税、合わせて20%が差し引かれるので、3万2千円の収益となります。

手軽な不動産信託J-REITよりマンション経営がベター

「J-REIT」は、低額資金で始められる点が魅力ですが、前述のようにおこづかい程度の利益しか生まないのが難点でしょう。

「J-REIT」のマイナス要素は他にもあり、それは、購入後すぐに何十万も値下がりするケースがあることや、紙切れ同様になってしまうリスクがあることです。それは、ファンドが倒産してしまえば、後に何も残らないためです。

ローリスクと思われがちな「J-REIT」ですが、全額自己資金であるためハイリスクに分類されます。ハイリスクでローリターンというわけです。

では、マンション経営の方はどうでしょうか? 
たとえ自己資金が100万円だとしても、金融機関から融資を受ける事が可能です。会社員でも自己資金の何十倍の物件を買うことができます。
したがって、実質の収益も「J-REIT」を上回ります。
金融機関の融資があるため、自己資金の何十倍もの資産運用ができることはメリットです。
マンション経営のように少ない自己資金で大きな運用ができることをレバレッジ効果と言います。
レバレッジ効果とは「テコの原理」に由来しています。

小さい力で大きな効果をもたらすという意味で、不動産投資に置きかえると「小さい資金で投資効果を上げ、さらに収益性を高める」ということになります。
投資用コンパクトマンションであれば、銀行からの借り入れを利用し、大きな運用ができるレバレッジ効果を生むことができます。
100万円の手持ち資金で銀行から融資を受け、2000万円の物件を買えばレバレッジは20倍になります。

マンション経営では、少ない手持ち資金でもレバレッジ効果で大きな資産が手に入ると言うのが最大の魅力でしょう。

【物件売却】haikei2

レバレッジ効果を利用できることが最大の魅力

マンション経営では、自己資金と借入金を併用することで、レバレッジ効果を利用できる…それこそが、「J-REIT」や不動産信託にはない、大きなメリットです。
「J-REIT」では、金融機関は融資をしてくれませんし、保険や節税の効果もありません。レバレッジ効果もゼロです。
「J-REIT」とマンション経営を比較した際、「レバレッジ効果」と「節税効果」の2つがマンション投資の有利な点でしょう。

投資用コンパクトマンションであれば、銀行からの借り入れを利用し、大きな運用ができるレバレッジ効果を生むことができます。節税効果の面でも、マンション経営の方が「J-REIT」より有利です。

マンションに投資をすると確定申告が必要で、面倒だと思われるかもしれませんが、毎年、減価償却費やその他の経費を計上でき、結果的に節税に非常に有効だと言えます。

また、マンション経営では、レバレッジ効果以外にも、急な値下がりもないためリスクも極力抑えられます。
不動産信託や「J-REIT」のようにリスクが高い投資は、一般のサラリーマンには、マッチしていません。

まとまった自己資金が少ないサラリーマンにとっては、マンション経営による不動産投資がおすすめです。

【物件売却】haikei2


今回のコラムは、ここまでです。最後までお付き合い頂きましてありがとうございます。次回のコラムもお楽しみに!
和不動産 仲宗根和徳

この記事を書いたプロ

仲宗根和徳

アフターフォローで評判の不動産投資アドバイザー

仲宗根和徳(株式会社和不動産)

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