2020/08/17 ロータリークラブの運営の柔軟化
2021/06/06 至宝大坂なおみを潰すなかれ(多様性を受け入れよう)
テニス界のスーパースターになった大坂なおみ選手が、今年の全仏オープンで記者会見を拒否したことを理由に、主催者側は、罰金を科した。その直後、大坂なおみ選手は、二回戦を棄権すると同時に、2018年の全仏オープン以後、うつ病に苦しんできたことを告白した。
大坂なおみ選手は、記者会見には応じない意志を、事前に表明していたが、主催者側は、それを許容せず、罰金を科しただけでなく、大坂なおみ選手が今後も記者会見に臨まない姿勢を続けると、彼女を、テニスの国際大会すべてから追放する旨を言い放った。
しかし、これはあまりに理不尽というべきではないのか?
テニス選手が、肉体の一部を欠損し、そのため健常者とは同じコートでテニスができない場合、車椅子でできるテニスが用意されている。
そうであるなら、記者会見に応ずることを、苦痛と受け取り鬱に苦しむ選手にも、それ相応の、優しい態度をとるべきではないのか?
テニスが主か、記者会見が主か?考えていただきたいものである。
ロータリーの中核的価値観の一つに、多様性がある。
これは、人、それぞれ他と違ったものがあること、その違いは最大限尊重することを教える教えであり、人ならば誰でも実践すべき哲学というべきものである。
だから、大坂なおみ選手に限らず、うつ病に苦しむ人に、うつ病が増悪するような仕打ちをする愚を犯すことなかれだ。
あたら有能な人材を潰すことはするなかれである。
だから、至宝大坂なおみを潰すなかれ、といいたい。