2020/09/15 松江しんじ湖RC公式訪問記
2021/05/18 新著予告5 第一章識字論(4)に書きたいこと
識字論に関しては、「言葉の力」というものを書いてみたい。
ウインストン・チャーチルの言葉は、ナチス・ドイツを破ったといわれるほど力があったものだが、第二次世界大戦の敗戦国になったドイツ(当時は西ドイツ)のヴァイツゼッカー大統領が、ドイツ終戦40周年を記念して、世界に向かって、「荒れ野の40年」と題する演説をしたときの演説の力も取り上げてみたい。
ドイツの心からなる 贖罪の気持ちを込め、戦後40年にわたる贖罪と苦難の、長い道のりに耐えてきた自国民に対する 、憐憫の情のこもった言葉で、ドイツ国民に明るい未来を展望 させる名演説であった。
この演説は、世界中の人が、ラジオを通して聴いた。
そして感動した。
そして、ドイツの戦後40年にわたる不幸を知り涙を流した。
そして、世界中の人は、戦争のない世界を希求 した。
むろんドイツも。
ヴァイツゼッカー西ドイツ大統領の演説は、「若い人たちにお願いしたい。敵対するのではなく,互いに手をとり合って生きていくことを学んでほしい。われわれ政治家にそのことを肝に銘じさせてくれる諸君であってほしい。」という言葉で締めくくられた。
言葉ってなんだろう。
今ここで述べた二人の政治家の言葉の力は、何故、これほど力があったのだろう。
そんなことも、書きながら考えてみたい。