2020/08/12 ロータリーは、大廈の材の淵藪をなす(石川数正の例)
2021/03/11 人(にん)を見て法を説け、それに・・
昨日の日記の続きである。
渋沢栄一は、三菱財閥の総帥、岩崎弥太郎のしてきた経済行為(同業者の事業やその発展を妨害するものと推測される)の詳細を、伊藤博文に説明したことを、伊藤博文から「他人の悪口を言う」行為と捉えられ、内心、驚いたことだろう。
と同時に、榮一は、人(にん)を見て法を説くべきことも学んだものと思われる。
それに、これは現在の我々に対する教えということになるが、誤解され非難をされても莞爾と笑って受け入れること、それだけの器量を持った人間(寛仁大度)に成長することの重要性も、教えてくれたように思う。
いずれにせよ、日本における資本主義の揺籃期、揺籃期だったからかもしれないが、日本には、渋沢栄一という、とてつもない大人物が生まれたものと思う。