2021/01/19 (昨日の続き)合弁契約
2020/11/10 岡山岡南RC公式訪問記
今日の岡山岡南RCでは、
“節穴のような眼孔をもって、人を見るな、論ずるな”
ということを教えられた。
実は、このクラブ、10月18日にあった地区大会には、当初全員登録をしてくださっていたのが、途中で、出席しないロータリアンについて登録取消しの通告をしてきたクラブであった。
藤野会長は、その行為をガバナーに対する非礼にあたると考えられ、心を痛められていたらしく、本日の会長・幹事懇談会の冒頭に、そのことを私に詫びられた。
会長の語るところによれば、このクラブでは、コロナ禍を原因として、経営が苦しくなった会社の経営者もいて、クラブ内で、地区大会に参加しない者まで登録料を支払う、全員登録をする必要があるのかという意見が出、会長が苦渋の決断として、参加しないロータリアンについての登録取消しの決断をしたということであった。
私の方では、このクラブがした地区大会への登録取消しの通告など少しも問題にしていなかったし、藤野会長がガバナーである私に詫びられるような問題とは少しも思わなかったが、この藤野会長の誠実で真摯な姿勢には、自然頭が下がる思いがした。
このクラブは、RI第2690地区で最も新しく設立されたクラブであり、会員数も25名と極めて少ない。
その上、このクラブでは、最近でも、会員の服装に関する考え方(具体的には、夏場の例会では上着の着用をしないでもよいのではないかという意見)がクラブの認めるところとならず退会する会員も出るなどしているのだ。
それらのクラブの事情を知らずして、もし私が、同クラブの今回の地区大会登録取消しを、藤野会長が心配されたような、ガバナーに対する非礼であると思い上がっていたとすれば、私の眼孔は節穴ということになる。
“ロータリアンは、節穴のような眼孔をもって、人を見るな、論ずるな”ということを、今日教えられた気がする。
このクラブは、実に温かいクラブだ。例会では、ガバナーの公式訪問という理由で、全会員がスマイルをしてくださった。
最後に一言、印象に残ったことを記しておきたい。
それは、山下幹事のことだ。私の目の前に座られた山下幹事、マスクを外したとき、その全貌が見えたが、品のよい新しいスーツに、明るい、これまた品のよいシャツとネクタイの色柄が、厳つい体型に実によく合っていた。
その上、鼻下に蓄えられた美髯までがかっこいい。
私は、思わず、山下さん、おしゃれだなあ、と感嘆の声。
山下幹事、それはどうも、と言って、莞爾として笑われたものだ。
幹事、莞爾として笑ったというしだいである。