Mybestpro Members

菊池捷男プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

これからはインハウスローヤーの時代 5 裁判制度

菊池捷男

菊池捷男

テーマ:その他

弁護士が会社の社長や担当役員に、裁判制度のことを説明しなければならない場合も、結構あります。

何故、そのようなことを理由に、当社は、訴えられなければならないのか?
このような訴状を受け付ける裁判所は悪い。
裁判所は悪に加担して善良で真面目に正直に経営をしている当社を、何故いじめるのか?
というのはA社の社長。いかにも不満、という顔

B弁護士は、裁判所が訴えを受理するのは、制度上そうなっているからであり、訴状を受け付けたことが、原告の主張を認めることになるのではない。
原告の権利が認められるかどうかは、証拠調べの結果、裁判所が判断することになる。
と言って、会社代表者をなだめることもありますが、ときに裁判制度上のことで、依頼人が弁護士に論争を挑む場合もあるのです。

相手方が主張してきた事実に対し、それが真実なのか虚偽の事実なのかを聴いている大切な時間に、突如、依頼人がその事情聴取を拒否し、裁判制度への批判の論陣を張る場合もあるのです。
短気な弁護士は、「これだけ言って理解いただけず、事情聴取に協力していただけないのなら責任をもって訴訟を担当することは出来ない。辞任する。」などと発言することもあるようです。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

菊池捷男
専門家

菊池捷男(弁護士)

弁護士法人菊池綜合法律事務所

迅速(相談要請があれば原則その日の内に相談可能)、的確、丁寧(法律相談の回答は、文献や裁判例の裏付けを添付)に、相談者の立場でアドバイス

菊池捷男プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

法律相談で悩み解決に導くプロ

菊池捷男プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼