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下田茂

アイデア等を特許・商標等の権利にするプロ

下田茂(しもだしげる)

みらい国際特許事務所 長野オフィス

コラム

インターネットと知的財産権(1)

知的財産

2018年6月16日 / 2018年8月18日更新


 今は、PCのインターネットをはじめ、スマートホンの普及により、様々な時代的な変化が生じています。
 個人レベルでは、インターネットを通して様々な可能性が広がっています。情報発信や情報交換にはじまり、特に、個人レベルのビジネスチャンスは、一昔前と比べたら比較にならないほどの可能性に恵まれています。
 ところで、一般の人から見た場合、「特許」等の知的財産権は、製造業(ものづくり)の分野で生まれ、また、音楽等の「著作権」は、芸術の分野で生まれるイメージが強く、ある程度の知識は持っているとしても、自分との関係ではさほど意識しないのではないでしょうか。
 しかし、特許や著作権等の「知的財産権」は、自由競争社会における公正な競争を維持するためのルールであり、どの分野やどのシーンにおいても、その基本的な機能は同じになります。
 つまり、○○という知的財産権は、大企業のものでも個人のものでもその価値(財産価値)は全く同じになります。したがって、インターネットの普及によって、知的財産権の影響は、一般の人にも、今後、より広がっていくものと想像できます。
 さて、一般の人がインターネットを利用する上で避けて通れない一番重要な権利は、著作権です。著作権は、写真,動画,文章,イラスト,音楽等の様々な文化的な創作に対して発生します。
 例えば、今、Aさんが自分でイラストを描いたとします。これにより、このイラストにはAさんの著作権が自動的に発生します。何か手続をして発生するものではありません。
 また、上手なイラストだからといって発生するものでもありません。たとえ下手なイラストでも、Aさんが自分でイラストを描けば、原則、イラストができあがった時点で、著作者がAさんとなり、イラストが著作物となる、「著作権」が発生します。そして、この「著作権」は、Aさんの死後50年間継続します。ただし、イラストには、Aさんの独創性が必要となり、他人のイラストを真似たり、単純な円や線などの創作とは言えないものは除かれます。
 一方、Aさんが、このイラストを自分のブログ等に載せれば、このイラストは、著作権により保護されるため、他人が無断で使用すれば、基本的に、Aさんの著作権を侵害する不法行為が成立します。
 イラストを例に挙げましたが、写真,動画,文章,音楽等も同様です。また、Aさんと他人の関係は、入れ替わっても当然同じことが成立します。
 インターネットが日常生活の一部に浸透し、自分の係わる情報が、SNS等を通して一瞬に世界中に広まることを考えれば、著作権(知的財産権)の問題は、決して他人事ではありません。自分の著作権か他人の著作権かを問わず、最低限の知識を持ち、予期せぬトラブルに巻き込まれないことが重要になります。

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