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下田茂

アイデア等を特許・商標等の権利にするプロ

下田茂(しもだしげる)

みらい国際特許事務所 長野オフィス

コラム

中小企業にとっての知的財産権…Ⅴ

知的財産

2014年2月22日 / 2018年10月20日更新

「知的財産」と「商売」は切離して考えること

 知的財産にも二面性があります。つまり良い面と悪い面があります。お金と同じであり、お金持ちになることは良いことと思いますが、それ故に、使い方や扱い方を誤ると返ってマイナス方向に陥ります。「知的財産」も同じであり、知的財産の扱い方には所有者の性格が如実に反映されます。お客さんと話をしていても上記の言葉を結構頻繁に使っているのではないかと感じています。
 今、ある人(会社)が特許を取得したとします。これにより、特許権という「権利」を上手に利用し、ビジネスを成功させることができるという良い面があります。いわば普通の状態をプラス方向に加速させることができます。
 一方、悪い面は、特許権という権利(技術)に固執し過ぎることです。この結果、新しい技術の開発を鈍化させたり、消費者感覚にズレを生じかねません。これでは、返って、ビジネスの足を引っ張ってしまいます。
 今、オリンピックに注目が集まっていますが、オリンピックでも、メダルをとることにより自信につなげ、「次も頑張ろう」と練習により力を入れるというプラス方向にする人は多いと思いますが、メダルをとったことによる達成感などにより、それ以降、練習にあまり力が入らなくなり、ライバルに負けてしまうなどのリスクも共存しています。メダルの場合、どちらかというと個人の問題になりますが、ビジネスの場合はマネジメントに直接影響し、事業運営にとって致命傷にもなりかねません。
 私も、立場上、できるだけプラス方向になるようにアドバイスすることになりますが、人の性格からきている以上、なかなか思うようにいかない難しい面も感じています。
 マイナス方向を避けてプラス方向に行くためには、「知的財産」と「商売」は全く別物である点を十分に理解することが大切ではないかと思います。したがって、
  一,知的財産の性質を正確に理解し、勝手な思い込みをしないこと、
  二,商売の本質であるニーズと適正な供給の原則を見失わないこと、
 の大原則を常に心に留めておく必要があり、故に、「知的財産」と「商売」は切離して考えること、に行き着くことになります。

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