マイベストプロ京都
田久朋寛

笑いで健康を促進する大道芸のプロ

田久朋寛(たきゅうともひろ) / セミナー講師

大道芸人たっきゅうさん

コラム

社会との接点を意識してみる【芸術家・パフォーマーの助成申請のヒント2】

2020年6月13日 公開 / 2021年3月2日更新

テーマ:書類作成術(芸術家・パフォーマー)

コラムカテゴリ:ビジネス

マイベストプロ京都では、フリーランスの大道芸人として15年活動してきた経験をもとに、自治体などが募集する芸術家・パフォーマー向けの支援制度の企画を考えるヒントとなるような内容をコラムで掲載しています。

新型コロナウイルスの影響で芸術家・パフォーマーも大きな打撃を受けましたが、これから助成金などの申請を行う人に少しでも役立ててもらえればと思っております。

今回は、

・社会との接点を意識してみる

というテーマです。

表現の場や経費を支えることだけが支援の目的ではない


自治体や財団法人が芸術家やパフォーマーに助成金などの支援を行うのは、

・文化・芸術に関わる表現や活動を通じて、より文化的に豊かな社会を実現していきたい

という思いがあることを、芸術家・パフォーマーはまず意識する必要があります。

助成金などの申請を行う際に、

・表現・活動の場を求めている
・自費では経費をまかなえない

といった理由がまず思い浮かびます。

芸術家・パフォーマーの活動には時に大きな経費がかかるので、経費の補填をするために支援制度を利用するのはごく普通のことです。

しかし、支援制度の申請の理由としてはそれだけではかなり消極的です。単に活動や表現をするだけならば、支援制度を用いることなく自己責任で行えば十分です。

支援制度の申請のための企画を考えるには、より積極的な理由も必要です。

・自分たちの活動が社会とどのような接点を持つのか

を意識してみることも大切です。

活動の対象・効果を考えてみる


社会との接点というと、ずいぶんあいまいな表現です。

・どのような人を対象として
・自分たちの表現や活動を通じて、どのような変化があればよいと望むのか

の2つをまず考えてみるのがおすすめです。

たとえば、工作のワークショップを動画で配信する企画を考えるときには、

・自宅で過ごすことが多くなかなか外で遊べない親子に
・手作業の工作を通じて遊びの楽しさを伝えたい

と考えてみると、単に自分たちの経費を賄うだけでないより積極的な理由もはっきり見えてきますし、それだけでなく、どのような動画を作ればいいかイメージもつかみやすくなるのではないでしょうか。

文化・芸術活動における表現の形は自由であり、型にはめるべきではないという反論ももちろんあるかと思います。その一方で、社会との接点を意識することによって、自分の活動の方向性がより鮮明になる効果があります。

助成金などの支援制度の活用を検討する際には、社会との接点を意識しながら、自分たちの活動の方向性を改めて考えてみてもよいのではないでしょうか。

大道芸人たっきゅうさんへの講演・執筆のお問い合わせはこちら


「笑いと健康」などをテーマとした講演会・研修会のご案内はこちらです。
https://www.humor-therapy.com/

雑誌など各種メディアでの執筆のご依頼も受け付けております。
https://laugh-and-health.com/

この記事を書いたプロ

田久朋寛

笑いで健康を促進する大道芸のプロ

田久朋寛(大道芸人たっきゅうさん)

Share

関連するコラム

田久朋寛プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-1956-5936

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

田久朋寛

大道芸人たっきゅうさん

担当田久朋寛(たきゅうともひろ)

地図・アクセス

田久朋寛のソーシャルメディア

instagram
Instagram
youtube
YouTube
2024-04-30
facebook
Facebook
  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ京都
  3. 京都の美容・健康
  4. 京都の美容・健康その他
  5. 田久朋寛
  6. コラム一覧
  7. 社会との接点を意識してみる【芸術家・パフォーマーの助成申請のヒント2】

© My Best Pro