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田久朋寛

笑いで健康を促進する大道芸のプロ

田久朋寛(たきゅうともひろ) / セミナー講師

大道芸人たっきゅうさん

コラム

実績や根拠は客観的・具体的に【芸術家・パフォーマーの助成申請のヒント3】

2020年6月15日 公開 / 2021年3月2日更新

テーマ:書類作成術(芸術家・パフォーマー)

コラムカテゴリ:ビジネス

マイベストプロ京都では、フリーランスの大道芸人として15年活動してきた経験をもとに、自治体などが募集する芸術家・パフォーマー向けの支援制度の企画を考えるヒントとなるような内容をコラムで掲載しています。

私は大道芸大会の運営などを通じて書類の審査をする側、される側の両方の立場を経験しました。今後充実してくるフリーランスの芸術家・パフォーマー向けの支援制度に応募する書類を書く際に、少しでもお役に立てればと思っております。

主観的な表現は控えめに


助成金などの支援に限らず、何かに応募するときは、書類にこれまでの実績やアピールを書く欄があります。

「斬新な表現が話題となりました」
「新進気鋭のアーティストとして人気急上昇中」

誰だって自分自身の表現や活動には誇りがありますから、このような表現を使いたくなる気持ちは十分にわかります。

ただ、このような主観の強い表現は、審査する側から見ると、ツッコミを入れたくなる面もあります。

「斬新な表現」→それって本当に斬新なの?ほかに似たようなものがあるのでは?
「話題になりました」→誰が話題にしているの?

助成金などの申請を行う際には、なるべく主観的な表現を少なめにした方が、かえって書類の印象が良くなる場合もあります。

実績や根拠は客観的・具体的に


実績やアピールを書く際には、なるべく具体的で客観的な事実を入れると説得力が上がります。

・他の事例に比べて新しい点
・過去に実際に集客できた人数
・新聞やテレビの取材実績や受賞歴

などを入れると、一気に説得力が上がります。

「斬新な表現が話題になりました」→「演劇を行う他の団体で行うことの少ない○○の手法を取り入れた公演を開催したことにより、当日は100名を超える来場があり、○○新聞社から取材を受けました」

といった具合に、客観的で具体的な根拠を入れると、説得力が上がります。

実績が少ない場合は


とは言え、特にキャリアが浅い場合、書類に書くような大きな実績がなくて悩んでしまうかもしれません。

その場合は、偽りなくその実績を書いたうえで、新たな目標を客観的・具体的に書くことで、説得力を上げることができます。

たとえば、まだ本格的な活動を始めたばかりで、公演に来てくれた人が最高で20人だった場合なら、そのことを書いたうえで、

「6か月後の公演では80人集客することを目標とします。自己資金のみでは会場代などの経費が○○円不足するため、助成(支援)をお願いしたく存じます」

と書けば、公演に対する真剣な思いも伝わるに違いありません。

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