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コラム

格差が分断を生み、対立へと駆り立てるのか・・・

2016年6月27日 公開 / 2016年6月29日更新

テーマ:ニュース雑感

コラムカテゴリ:くらし

イギリスのEU離脱という国民投票の結果を受けて、様々なニュースが渦巻いていますね。
TVのニュースの論調では、イギリスの連合王国崩壊の危機とか、EUの終わりの始まりとか、連合(ユニオン/ユナイテッド)が崩れることによる経済的、民族的、国家的対立が高まれば、グローバル経済の中、それが日本にも大きな経済的損失となって悪影響を及ぼすと懸念されています。


EUを構成する国家間において、EUへ加盟する国が増えれば増えるほど、その経済的格差が顕著になってきました。
ちょっと無理やりに例えれば、東京と名古屋と大阪が中心になって連合を作り、その中に後から札幌や沖縄が加わったとして、それぞれの経済的地理的条件、産業構造などや賃金、物価の格差があるにも関わらず、理念だけで連合してしまったために、連合中央組織(例えば本部は名古屋?)の政策に対して、それぞれに不満が募った状態だったのでは・・・?
お互いの格差を埋められない事が、東京も沖縄もそれぞれが大きな不満を抱えてしまうことになり、東京の経済的一人勝ちは変らずに、莫大な予算を持つ裕福な都市として、沖縄や札幌に交付金などの援助をするという立場と、連合全体の安全のために基地を抱え込み、経済的にも疲弊して雇用が停滞し、若者が職を求めて大阪や東京に出ていってしまう沖縄との対立が浮き彫りになってくるような感じなのではないでしょうか?

問題の本質は何でしょう?
連合したのに、その連合の中での大きな格差が存在し続け、解消できないという点にあるのではないでしょうか?
経済的に貧しく賃金の低い国から、職を求めて経済的に裕福な国への人の移動が自由であれば、低賃金で働く移民労働者が増えるのは当たり前です。
ここで、疑問に思うのは、どうして経済的に貧しく賃金の低い国に生産設備を新設して、現地の雇用を現地で賄えなかったのか?という点です。
格差の解消のために、お互いに不満が出ない様に調整をする事は経済効率的に無理な事なのでしょうか?
経済効率ばかりに捕らわれて、格差が解消できなければ、結局分断と混乱と対立により、もっと大きな経済的損失を被るのではないでしょうか?

EU内の格差とその構成国の国内における格差。
連合という理想に対して格差という現実が大きな壁となり、独立と分断と対立が大きくなれば、世界は希望を失い、争いが支配するようになってしまいます。
格差が分断を生み、対立へと駆り立てる元凶なのであれば、格差の解消こそ連合への絆なのではないでしょうか?

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