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山本武史

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【WLBコラム】新人看護師の『心』を育てる方法とは?

2018年8月16日 公開 / 2018年8月17日更新

テーマ:看護師

コラムカテゴリ:ビジネス

WLBコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。
働き方改革をサポートするタイムマネジメントコーチの山本武史です。



先日、下記のコラムを書いたところ、
意外にも多くの方に読んできただきました。

【WLBコラム】なぜ、最近の新人看護師はすぐ辞めてしまうのか?


どうやら、身近な方にも読んでいただけた方がいて、
こんなご質問をいただきました。




「心を育てることが大事だってことは共感できる。
 だけど、具体的に何をどうすればいいの?」




今回はこのご質問に応える形でお届けしようと思います。


さて、心理的に自立するためには、
何が必要となってくるのでしょうか?

(心理的な自立=自分の価値を自分で決めること)





先のコラムでも書いている通り、

「他者に貢献できている」という実感が必要です。




では、どのようにすれば
その実感を得ることができるのでしょうか?




その方法として、3つをご紹介します。

1)自分の強みを生かすこと
2)自分で決めたゴール(目標)を達成すること
3)上記の二つについて、今、全力を尽くすこと





一つ目の『自分の強みを生かす』というのは、
そもそも仕事では、そうするべきであり、
全員が強みを生かせれば、仕事の成果が上がることは当然でしょう。


自然とその成果の高さに自信が持てるようになり、
他者への貢献を実感しやすくなります。



《参考コラム》※なぜ仕事では強みを生かすべきかを書いています↓
『なぜ私たちは働かなければならないのか?』生き方改革vol3





そして、二つ目は意識を当てる焦点をシフトするためです。

どういうことかというと、『相手の反応』に意識の焦点があると、
相手の顔色なり言葉なりに、反応的になってしまいます。



『相手の反応』は、
自分がコントロールできる範囲外のことです。



極端な話、相手を喜ばそうとしても
喜ぶかどうかは相手が決めることであり、
こちらが決めることではありません。



ですので、こちらがどういう意図で何をしようとも、
相手の反応を指定することはできないのです。




わかりやすく言うと、

「『自分ではどうしようもないこと』に意識を向けるのをやめて、
 『自分でなんとかできること』に意識を向けましょう」

と言うことです。





そのためには、
自分の行動についての目標をたて、
その達成に向けて取り組むことが重要です。



そのためには下記のような5項目プラス1項目の
条件を備えた目標を考えてみてください。



1)Specific:具体的な

2)Measurable:計測可能な

3)Action-oriented:(自分の)行動に基づいた

4)Realistic:現実的な

5)Timely:今やるべき


プラスα)exciting:ワクワクする





《参考コラム》※目標の設定法をご紹介しています↓
【WLBコラム】「今年こそは!」を叶えるための目標設定法とは




上記のような目標を設定して、
それをきちんとできたかどうかを
自分の行動ベースで振り返りをしてみてください。




そうすることで、仮に感謝されなくとも、

「相手の反応はイマイチだったけど、
 自分としてはやるべきことはやった」

と自分の価値を認められるのではないでしょうか。






そして、三つ目。

ここまで紹介した二つ
「自分の強みを生かす」と「自分で決めた目標を達成する」に
その瞬間瞬間、全力で取り組んでいくことを大切にしましょう。




いちいち相手の反応に一喜一憂せず、
「自分がなすべきことをなす」という意識で過ごせば、
充実感を感じることができるでしょう。



それを自分だけで感じるのもいいですが、
誰かと共有することをお勧めします。



例えば、あなたが上司や先輩なのであれば、
じっくりとその振り返りを聞いてあげてください。




スポーツ中継でよく試合後にされている
「ヒーローインタビュー」のように、

良かったところ、その瞬間感じた気持ち、思い浮かんだ考えなど、
しっかりといろんな角度から聞いてあげてください。



一人で感じる充実感が、
何倍にも大きくなるでしょうから。




ということで、
今回は『心を育てる具体的な方法』についてご紹介しました。





この3つのポイントを網羅して関わる方法が、
実は『コーチング』というスキルなのです。



相手の強みを見つけ、
一緒に目標をたてることから振り返りまでを
一連のコミュニケーションの中で行なっていきます。




今、僕もいくつかの医療機関で
毎年、コーチング研修を提供させていただいております。


部下・後輩育成をもっと充実させたいなとお考えであれば、
教育担当者向けにコーチング研修の実施を検討されると良いと思いますよ。





参考までにポテンシャルビジョンでは、
下記の内容で研修を提供させていただいております↓

コミュニケーションを改善して働き方改革を推進する『コーチング研修』




では、今回はこの辺りで失礼します。

この記事を書いたプロ

山本武史

ワークライフバランスを実現するタイムマネジメントのプロ

山本武史(ポテンシャルビジョン)

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