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自念真千子

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自念真千子(じねんまちこ) / キャリアコンサルタント

M.M.C (エム.エム.シー) マリッジマネジメントセンター

コラム

【婚活入門】交際して感じる「男女の温度差」をどう埋める?仮交際から惚れさせるには?

2017年5月13日 公開 / 2023年2月26日更新

テーマ:婚活している男女の実情

コラムカテゴリ:くらし

コラムキーワード: お見合い再婚 婚活婚活マッチング

男性と女性には、心に恋愛の種火がつくのに時間差があります。


男女の交際の温度差

水色が男性のお相手に対する気持ちの動き
ピンク色が女性です

右が時間軸
上が気持ちの温度です。

見ての通り
水色の男性の気持ちは出会ってから、急激に上って行くわけです。
以前にお話をしましたが、男性が3回出会えば、結婚ありかなしか分かると言いましたが、
それをグラフで表したら、このようになります。

そして、ピンクの女性のきもちは、明らかに、男性の後を追いかけるように、
だんだんと高くなります。

そして、それが同じなる地点が、ちょうど二人の気持ちがあって、
婚活でいうなら、結婚のお話を進めていくのに、ちょうど良い頃合いなのです。

このタイミングを過ぎると、
実は、水色の男性のグラフが下がってきます。
これは、下がり出すととまらなくなる傾向があります。

これは何をさしているかというと、
この男女の気持ちが登り切った時に、結婚のお話を進めていかないと、
その男性の気持ちが下がってからでは、結婚のお話は進まなくなります。
下がる=冷めるではなく、モチベーションにも関わってくるのではないかと分析しています。

実は、これは婚活でいうところのご縁が実らなくなる典型です。

良い感じで進んでいる時に結婚のお話を進めて行くべきで、こういう感情の動きがあるからなのです。
その合う時がちょうど3ヶ月~6ヶ月くらいといわれています。

男性は、気持ちを上っていき、そして、女性がそれを追いかける。
そして、ちばらく上ったところで待っている男性の気持ちに女性が近づいて、そして、結婚の話がまとまっていく。

こういうストーリーをこのグラフは教えてくれています。

この水色とピンクのグラフの差を、男女の温度差を読んでいます。
それを踏まえて、この温度差をどうしていくのが良いのか、
どうすれば、まとまって行くのかをお話したいと思います。

婚活における男女の温度差をどう埋める?仮交際から惚れさせるに


婚活をはじめたけれども男女間の温度差により次のステップに進めない。仮交際で相手との温度差に戸惑ってモヤモヤしている人が多いのではないでしょうか?仮交際から惚れさせる、より好きになる、という流れにするにはどのように進めたらよいかについてご紹介します。


婚活における男女の温度差の理由

婚活でも、インターネット婚活でも恋愛と同じで「出会い」があり、まず1カ月ほどの仮交際からスタートします。このスタート時期に大きく立ちはだかるのが男女間の「温度差」です。お相手に対する「想い」の強さが男女で大きく違うのです。


男性は好きになって交際をはじめる傾向

男性の場合、仮交際という意識が薄く、「この人と交際してみよう」あるいは「付き合いたい」と思ってスタートします。ここに男女の温度差のあることがお分かりでしょうか。どうやら婚活のスタートは、はじめから温度差があるのが普通のようなのです。

実は、一目惚れというのは男性に多いのです。アプローチをする力の源は、「気に入った」「交際したい」そんな想いです。そして、アプローチをして女性に振り向いてもらう、というのが男性の恋愛の流れです。これは婚活も同じです。ほとんどの男性は、第一印象で自分の興味のある人、タイプの人を見極めてアプローチをはじめます。

男性は仮交際1カ月の間にお相手を気に入っているのならその気持ちを、お相手の負担にならないように言葉で伝えることが大切です。いろんな人を見ていく中で、自分のことを一途に思ってくれる人がいると気づくことができれば、お相手の気持ちを確認するだけです。

男性がいくらアプローチをしても、全く手応えのない「ヌカに釘」のような女性も中にはいます。お相手の気持ちの進み方がゆっくりしているのなら、時間がかかるかもしれませんが、うまくいくこともあります。ただ、いつまでも値踏みをされているように感じるのであれば、男性側の神経が参ってしまいます。

ご縁のない人とは自然と縁が切れます。脈がないと感じたら、それはご縁がないということです。次の人を探すチャンスがやってきたと考えて、別の道を歩み始めましょう。婚活の期間を考えると、時間は無駄にできないのです。

カップル


女性はとりあえず、じっくり相手を見極める


女性の場合、婚活のスタート時に恋愛を意識する人は少なく、まだどうなるかわからないけれど「わりといい感じ」くらいに思って仮交際をはじめます。

女性は、第一印象だけで交際を決めることはほぼなく、もっと慎重です。「子供を産み、育てる」という大きい役割が、知らず知らずのうちに結婚を前提とした恋愛に対して臆病にさせているともいえます。

ただ、女性が婚活時にいろんな人と出会ってしまうと、どの人に焦点をあてて交際していこうか定まらないので注意が必要です。Aさんの性格とBさんのビジュアル、そしてCさんのように気遣いができる人がいいな、こんな漫画みたいなことを実際に思ってしまうのです


温度差を感じるタイミングと事象


お互いのコミュニケーション方法や身だしなみなど、男女間で婚活に対する姿勢に温度差を感じることがあります。どのようなタイミングに温度差を感じるのか、温度差のためにどのような事象が起こるのかをご説明します。

メールやLINEのやりとり


仮交際を順調に進めるには、メールやLINEのやりとりが重要になります。どのくらいの頻度でやりとりをしたらいいのか、どのようなトーンでどのような内容がいいのか、など男女の温度差があってよく分からないという人が多いようです。

メールもLINEも、男友達のいない女性、女友達のいない男性にとっては、異性に対してどのようなコミュニケーションをとっていいのか悩んでしまいます。お相手の様子をうかがっても「なかなか連絡が来ない」と思われたり、誠実に対応しているつもりでも「頻繁に連絡が来るので、うっとうしい」と思われたりと、温度差を埋めるのは難しいものです。

一般的に、女性はSNSなどのコミュニケーションツールの使用率が高いようです。特にLINEは、ほぼ毎日、友だちや親しい人たちとやりとりしている人がほとんどです。内容は日常の他愛もないものですが、コメントのやりとりそのものを楽しんで、上手に1対1のコミュニケーションをとっています。

男性は、1対1というより、同じ趣味の仲間や仲のいい友達など、グループの間でコメントのやりとりをするケースが多いようです。他愛のない内容もあるかと思いますが、情報交換であるとか、会う約束などの目的のある内容がほとんどです。

このようにLINEにおいては、女性が言葉のやりとりを楽しんでいる一方で、男性は何かの目的のために使っているという男女の違いが、温度差になっているといえます。女性は些細なことでもコメントを送ってもらうとうれしいものですが、男性は女性からコメントを送られると意味の深読みをしてしまうなど返し方を間違えることもあります。

また、男性はつい「業務連絡」的なそっけないコメントを送りがちですが、女性からの何気ないコメントをもらうのを嫌っている訳ではありません。男性は、あまり頻繁には連絡をしない傾向がありますが、女性からのコメントを心待ちにしている場合もあるのです。

女性の気持ちが盛り上がっても、男性の返しがあまりなかったり、コメントがそっけなかったりすると、女性側が温度差を感じてしまってうまくいかないようです。婚活では、男性がその気でもコミュニケーションのとり方で男女間の温度差を生んでいることもあるのです


服装やメイク


婚活のお見合いの時は第一印象が大切だと分かっているので、男女ともに身だしなみには気を付けますが、お互いに気に入って仮交際に進んだとたん、気を抜いてしまって温度差が露呈してうまくいかなくなったというケースがあります。

気を抜いてしまうのは、男性にありがちです。お見合い後に仮交際に進んだ初めてのデートで、女性が清楚なワンピースなのにジーンズにTシャツといったラフな服装だったなど、男性との温度差で女性が幻滅してしまうというようなことがあります。

逆に、女性が気合を入れすぎてうまくいかなくなることもあります。男性にしてみれば、少しカジュアルな服装で気楽に楽しみたいと思ったのに、ブランド物のすきのないコーデで決めてしまう、などです。

女性の場合は、メイクのしかたにも気をつけたいポイントがあります。色味が濃すぎても男性から敬遠されますが、ナチュラルメイクを意識しすぎて色がなさすぎるのも逆効果です。仮交際では服装やメイクについての温度差も見逃せません。

デートの頻度


お見合いでいい感じになって仮交際に進むと、1回目のデートは日にちを置かずにすんなり決められます。でも、その次のデートからの頻度で温度差が出てきます。2回目のデートの日程を調整しようと連絡しても、「来週は忙しいので…」「予定が分からないので改めてこちらから連絡します」など、なかなか決まらないときは温度差がある可能性があります。

また、一方的に日時を指定してくるような場合は、ほかの交際相手を優先されていることがあります。こちらはすぐにでも会いたいのに待たされて、連絡が来ても日程を指定されてしまうようなことが続くのは、お相手と温度差がある上にキープ状態なのかもしれません。

婚活における仮交際の位置づけ


改めて「仮交際」についてご紹介します。仮交際とは、婚活で結婚相談所を利用している場合に、お見合いで出会った二人が本気の交際に発展できるかどうか見極めるための段階です。恋愛関係が始まる前の、親しいお友達という位置付けになります。

婚活の流れ


婚活をしようと思い立ったら、方法としては「婚活パーティーに出る」「マッチングアプリや婚活サイトを利用する」「結婚相談所に入会する」などがあります。婚活パーティーは出会える人数が限られますし、アプリやネット婚活は気軽に利用できて出会える人数は多いものの、お相手を絞り切るのが難しかったり、安全性に不安があったりします。

その点、結婚相談所はシステムがしっかりしていて、カウンセラーのアドバイスを受けることができるなど、信頼性が高いところが大きなメリットです。

結婚相談所での婚活の流れは、「条件の提示」→「お相手の紹介」→「お見合い」→「仮交際」→「真剣交際」→「プロポーズ」→「成婚退会」となります。

「自分の相手は自分で探して自分で決める」という自信があれば、婚活アプリなどでお相手を探すことも有効でしょう。
結婚相談所が他の婚活方法と違うのは、カウンセラーという第三者によるサポートがあることです。結婚相手に望む条件をカウンセラーに伝えると、経験豊かなカウンセラーが条件に合ったお相手をご紹介します。そののちのステップについても見守りつつ、成婚退会まで導いていきます。


婚活 恋愛

仮交際の目的


仮交際というのは、結婚相談所の重要なシステムひとつで、真剣交際の前、1カ月ほどの軽いお付き合いです。お見合いでいい感触を持ったふたりが、しばらくお互いを知る期間を設けるためのワンステップですが、この時期に複数のお見合いや仮交際を行ってもいいルールになっています。

1人に絞らず何人かの人とお互いを見極める時間があることは、より可能性が広がるいいシステムですが、どちらか一方がお見合いで一目惚れしてしまった場合には、仮交際の最初から温度差が生じてしまいます。

普通の恋愛では、お付き合いしている人がいるのに他の人とデートするなんてとんでもないことです。でも、仮交際においては認められているもので、温度差を感じつつも、冷静にお相手を見ることができます。可能性のある人の何人かと同時期にお会いするのは、お見合いをしたお二人に同じように与えられているチャンスなのです。

恋愛でも婚活でも男女間には温度差が付きもので、男性は熱しやすく、女性は徐々に気持ちを高めていくといわれています。ですから、仮交際の初めの頃はあまり熱心そうでもなかった女性が、いくつかの出会いの中で「やっぱりこの人」と思って男性の熱意に動かされることもあります。

温度差を埋め相手を惚れさせる、次に進むためのポイント


恋愛においても婚活においても、男女の考え方や感じ方に違いがある限り、温度差があるのは当然です。どちらか一方の気持ちが先走ってしまい、お相手が少し冷めてしまうというのはよくあることです。男性と女性の違いを踏まえ、温度差を埋めて次の段階に進むためのポイントをお伝えします。

男性の場合


お見合いから仮交際へ、仮交際から真剣交際へと段階を進める時にリードするのは主に男性側になります。次に進んでも良さそうか、温度差はないかなどを男性がきちんと把握し、男性から告白して女性の意思を確認します。その際、男性は「女性が自分に好意を持っている」という、ある程度の自信が必要です。

その自信を手に入れるためには、お相手の女性を自分に惚れさせなければいけません。運よくお見合いから意気投合しても、仮交際で幻滅されることもあります。身だしなみや振る舞いの清潔感が大切なのは当然です。その上で、温度差を埋めるためには、お相手とともに過ごす時間を心地いいものにすることが重要なのです。

自分の気持ちが高ぶっていても、お相手の気持ちを尊重して寄り添いましょう。デートではあくまでもレディーファーストで、お相手の話をよく聞き、意見や価値観を否定しないことです。食事のマナーにも気をつかいましょう。

女性に心地いいと感じてもらうには、女性のペースに合わせるというのが最も大切なポイントです。「すぐに熱くなってしまう男性と徐々に気持ちを高めていく女性」と述べましたが、男女間の温度差には、行動のペースの違いにも原因があります。男性は、女性の歩くペース、話すペース、食べるペースにも気を配り、合わせるようにしましょう


女性の場合


婚活では、もちろん女性の意思も重要ですが、男性に告白してもらって次の段階に進むというシステムのことが多いので、どうしても男性主導で進んでいきます。その中で女性は、お相手に好きになってもらう必要があります。

お見合いの時にお相手から熱烈にアプローチされたとしても、仮交際で失敗してしまうこともあります。女性は男性に優しくされると、うれしくなって気分が盛り上がりがちです。お相手に好意を持つことはいいことですが、調子に乗ってお相手への気遣いを忘れないようにしましょう。

男性は、最終目的の成婚退会まで一生懸命に楽しませようとしてくれます。本当に一目惚れしてアプローチしてくれる場合もありますが、いずれにしても、男性の熱意を一方的に受けるだけでは、男女間の温度差を利用して値踏みしていると受け取られてしまいます。

最初は「ちょっとどうかな」と思っていても、お相手が真摯に向き合ってくれるなら、その誠意にお応えして一緒に気持ちを高めていけるように努力してみましょう。男性側にだけ努力を求めるのはフェアではありません。できるだけ笑顔を絶やさず、お相手の良いところをほめるといった気づかいがポイントです。

あたりまえの「男女間の温度差」を受け入れよう


一般的に、女性は男性のことをデリカシーに欠けると感じ、男性は女性のことを気難しいと感じているといいます。「女同士、男同士ならすぐに分かり合えるのに」と思ってしまいますが、婚活では、男女がお互いに理解し合うことが必要です。

男性と女性の考え方や感じ方が違う限り、お互いに気に入って交際に進展しても男女間の温度差はなくなりません。「想い」の強さが男女で多少違っていても、それはあたりまえのことと受け入れましょう。

大好きな人でも、「ここは好きだけれど、ここはダメ」ということがあると思います。ひとりの人間の中にいろいろな側面があるので、全てを同じ熱量で好きになるのは難しいものです。お互いに、お互いのダメなところにフォーカスしないで、好きなところを信じてお相手の全てを受け入れるようにしましょう。


まとめ


婚活は、生涯をともに過ごすパートナーを見つける大切な行動です。婚活中の男性も女性も真剣です。それだけに、お相手のちょっとした態度で気持ちが変わったり、過剰に反応してしまったりということがあるかもしれません。

男女間には温度差があるということを心にとどめて、あまり過敏にならずに、お相手をよく見て、お相手を好きになり、お相手に好きになってもらうことを考えて、二人の時間を楽しむことが大切です。


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この記事を書いたプロ

自念真千子

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