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ニトリのリーダー論

2020年11月19日 公開 / 2020年11月20日更新

テーマ:コラム

コラムカテゴリ:ビジネス

おはようございます。

今週末、福井で行われる「カレー博2020」を楽しみにしている福井の経営人事コンサルタント・社会保険労務士の北出慎吾です。

イベント等が自粛する中、新型コロナの対策を万全にしての開催。

こういうことを試行錯誤していかないと経済と健康は守れないんだろうなと感じています。

主催者側も参加側も意識を高く持って挑む。
大事なことですね。

リーダー

33期増収増益を続けているニトリホールディングスの似鳥昭雄会長の「リーダーが育つ55の智慧」という書籍を読み、勉強になることがたくさん載っていたので、今後数回に分けて内容と感じたことを記載していきます。

「お、ねだん以上」というキャッチは今やだれでも知っている大手家具専門店「ニトリ」ですが、2017年に創業50周年を迎え、コロナ禍でもある2020~2021年も増収増益を目指しています。

実際にニトリホールディングスが10月2日に発表した2021年2月期第2四半期決算によると、
・売上高3624億8100万円(前年同期比12.7%増)
・営業利益805億9600万円(45.0%増)
・経常利益810億6700万円(43.4%増)
・親会社に帰属する当期利益497億6400万円(35.1%増)
となり、巣ごもり需要の高まりやテレワークの浸透を受け、収納整理用品やキッチン、ダイニング用品、ホームオフィス家具が売上を牽引しています。

ブランド戦略を見失った「O家具」とは大違いですね。


さて、そんなニトリですが、似鳥昭雄会長は、
・会社のロマンを掲げる
・ビジョンは100倍発想
・誰よりも先んじる
・食わず嫌いはしない
・即断・即決・即行
・自前の文化を築く
・ヒット作にあぐらをかかない
・常に現状を否定する
・戦略は逆算
・データをもとに、最後は経験で決める
など実践したことを紹介しています。


単にロマンやビジョンを掲げるだけでは、ブラック企業となってしまいますが、それに見合うような体制や制度の構築も必要です。
もちろん急にできるわけではなく一つずつクリアにしていく。成長する過程で大事なことですね。


そして、現状維持の延長ではない100倍発想。100倍発想って想像をはるかに超えていますが、この考え方がやっぱり必要なのでしょうね。

3年後に売上2倍だと新たな発想は出てきません。他者と同じことをしていては差別化できないし、差別化がないと企業の成長発展もない。
その上で戦略は逆算で捉えること。


本では書ききれない数々の失敗を重ねてきたんだと思いますが、仕事をするうえで大事な考え方と実践手法が記載されています。
ニトリの強さの秘訣を垣間見ることができますよ。


出来ていないことは自分の課題。
一つずつ実践していきましょう。


最近はオンラインでの相談も増えていますので、ぜひこちらから。
https://kkr-group.com/inquirys



福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社


【編集後記】
もはや日本人のソウルフードとなるカレー。
全国のカレーを食べることが出来るカレー博は主催者側も参加側も待ち遠しいイベントですね。

生まれてから一人だけ、「カレーが嫌い」という人はいましたけどね、、、(笑)

この記事を書いたプロ

北出慎吾

社会保険労務士として企業の成長に寄り添う人事労務のプロ

北出慎吾(北出経営労務事務所)

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