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猛暑におすすめの飲み物は?漢方的食養生〜飲み物編〜【山梨 漢方 さわたや】

2019年8月5日 公開 / 2021年3月2日更新

テーマ:夏バテ対策

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: 東洋医学

8月に入りいよいよ暑さも前回、日本列島を猛暑が襲っております。

そんなときにどんなところでも言われるのが『水分補給』ですよね。
暑さ対策の基本ですが、基本的には経口補水液、スポーツドリンクのような水分と一緒にミネラル分が補給できるものが推奨されていますが、ここで活用したいのが古来から伝わる『東洋医学的食養生』です。

夏に入りいくつか食べ物による夏バテ対策をお伝えしてきましたので下のリンクよりぜひごらんください。

東洋医学的夏バテ対策食養生のコラムはこちらから

中医学などの東洋医学では食事指導により病気の予防や未病(大きな病気になる前の段階・カラダの弱りのサイン・ちょっとした不調)の段階で対処できる医者が最高ランクの医者であり、薬を使って病気になった人を治療する医者は位の低い医者と言われるぐらい、食養生を大切にしてきました。

夏は特に口にする飲食物が大切な時期なので、今回は猛暑対策におすすめの飲み物をご紹介したいと思います。

猛暑におすすめの飲み物とは?実はとっても身近な物


猛暑対策におすすめの飲み物、中国に古来より伝わる秘伝のすごいお茶!とかアマゾンの奥地で発見された驚異の新成分!!!とかそんなものでは実はありません。

とても身近な飲み物なのです。

それは・・・・

『緑茶』

です。

夏の水分補給におすすめの飲み物『緑茶』




緑茶は実は温める『熱性』冷ます働きのある『寒性』のどちらかというと、実は「寒性」の飲み物なのです。

加熱してもその性質は変わらないと言われていますから暑いには実はピッタリの飲み物なのです。

緑茶のように苦味のある味は中医学では夏に弱る『心』を養うと言われております。


☆緑茶の東洋医学的働き

・清頭目(せいずもく)・・・体内の余分な熱を収め、視力を回復する

・除煩熱・・・体内の余分な熱を収め、いらいらを解消する

・利尿解毒・・・利尿作用があり、体内の毒素を分解する

(以上は東洋医学的な働きです。病気の治療や緑茶がこのような病気の治療に使えるわけではありませんのでご注意ください。このような症状の方が摂取すると良いですよ、という感じでご理解ください)

夏にとてもおすすめということがわかっていただけると思いますが、実は注意も必要なのです。

食養生の話をする際、必ずお伝えしていることですが、どんな飲食物も完璧ではありません。良いところもあれば注意したいところもあります。

ここからは緑茶のとりすぎにちょっと注意が必要なタイプの方を紹介します。

緑茶のとりすぎにちょっと注意してほしい方


※注意したい体質・・・胃腸の弱い方、体の冷えている方、体内に余分な水分がたまっている方はとりすぎに注意しましょう。子供や妊婦さんも控えめにしましょう。

鉄欠乏性貧血の方も飲み過ぎにご注意を。

エアコン等でカラダが冷えている方、日頃から冷え性の方は温性の紅茶がおすすめです。

これは『注意してほしい方』であってこのような方が『緑茶を飲んじゃダメ!』というわけでは決してありません。1日湯呑で1〜2杯程度普通に飲む程度であれば多くの場合問題はありません。

極端にならないようにしたいですね。

暑さでイライラ・カリカリ・せっかちの方にも緑茶はおすすめ

夏は暑くて何かとイライラしやすいですよね。

また、日頃からちょっとしたことで怒りっぽい、イライラしやすい方にも緑茶はおすすめです。

緑茶には気を降ろす作用(カーっとなった気を下に降ろす感じ)があると東洋医学的には言われていまう。
『最近なんかイライラする』という方は日頃の飲み物をちょっと緑茶にしてみるのもおすすめですよ。

熱中症対策には『梅干し緑茶』がおすすめ


緑茶はさきほどお伝えしたように熱を冷ましてくれる働きがあります。そんな緑茶と夏の最高のコンビになるのが『梅干し』です。

梅干しは汗で失われる塩分などのミネラル補給に最適!
お茶の中に梅干しを入れた梅茶は熱を冷まし、水分補給からミネラル補給になるまさに『日本の伝統的経口補水液』と言えるでしょう。

ぜひ外で作業する時、遊びに行くとき(夏フェス・お祭りなど)にご活用ください。

茶カテキンで食中毒の予防にも


緑茶のすごいところを色々ご紹介しましたが、最後は夏に増える『食中毒』の予防です。

緑茶に入っているカテキンには殺菌作用があり、食中毒などの防止になると言われております。昔からお寿司屋さんで食後のお茶『あがり』を頼むとちょっと濃い目のお茶が出てきたのは実は食中毒の防止、生で食べた魚に当たらないためだ、なども言われています。

このように僕らの身近にあるものも季節によりとてもカラダにとってプラスになります。

上手に活用して元気に今年の夏も乗りきましょうね!!

(参考文献:東方栄養新書)

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