コラム
漢方タイプ別スキンケア『気・血・津液』について
2011年10月26日 公開 / 2014年6月4日更新
漢方でお肌の弱りの原因をチェック!っということで、前回までのコラムではお肌が弱る原因や仕組みをお伝えしてきました。
今回からは漢方的・中医学的な見方で『どこが悪くて・何が不足していてお肌のトラブルが多いのか?』ということをお伝えしたいと思います。
漢方のタイプ別スキンケアの基本となる考えが『気・血・津液』という五臓の働きや美肌と深い関わりを持つ考え方です。
『気』はカラダのエネルギーや新陳代謝に関係し、肌の艶や弾力、張りの源となります。
『血』は肌の血色を良くしてつやや潤いを与える栄養物質といえるでしょう。
最後の『津液』は体内の水のようなもので、肌の潤い、張りを維持するために必要な体液のようなものです。
これらは実際に体内に物質としてあるわけではなく、西洋医学で言うところの血液や自律神経、体液などを中医学や漢方理論的に考えたものです。表現が抽象的になってしまったり、西洋医学の解剖学と混同するとわかりにくい所があると思いますが、ご容赦ください。
これからご紹介する内容が少しでも皆様の日頃のスキンケアや健康管理のお役に立てば幸いです。
次回からは『気・血・津液』の考え方を使って漢方的スキンケアについてお届けしたいと思います。
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