コラム
人が育つ環境④ 〜共同体感覚〜
2015年8月10日 公開 / 2020年4月30日更新
人が幸せを感じられる状態とはどのような状態でしょうか?
最近、「嫌われる勇気」という本がベストセラーになり
アドラー心理学が注目されていますが、
アドラーは人の幸福感を得るには「共同体感覚」が欠かせないと述べています。
「共同体感覚」とはどのようなものでしょうか?
人はなんらかの共同体に属して生きています。
家族であったり、企業であったり、地域社会も共同体でしょう。
最近では、宇宙船地球号に属しているという感覚を持つ人も増えているように感じます。
そして、その共同体をどのようなものだと捉え、
その共同体に対してどう接していくのかという自己の立ち位置によって幸福感が左右されるということです。
私の解釈では、
*自分が共同体に対して貢献をして「役立っている実感」があること
*自分が貢献できていることから安心感も出て「自然体」で過ごせること
*共同体の仲間が自分の味方であり、「協力」ができること
となります。
それぞれ「人が育つ環境①②③」で書かせていただいた内容ですが 、
これらは相互に関係しています。
役立てているから、周囲のメンバーが味方であるから、自然体でいられますし、
自然体でいるからこそ役立てるわけですし、協力もしてもらえます。
幸福感が高いと、その共同体に対する愛着も高まります。
環境への感謝・周囲のメンバーへの感謝の気持ちも高まります。
そういう組織になれば、難しい課題に挑戦する際にも
プレッシャーを楽しみながらのびのびと仕事ができるものです。
チームメンバーが「共同体感覚」を持てているか
考えてみていただきたいと思います。
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ペネトラ・コンサルティング株式会社
代表取締役 安澤武郎
公式サイト:http://penetra.jp/
お問合せ: info@penetra.jp
著書:『壁をうち破る方法』はこちら
http://www.amazon.co.jp/dp/4799314378/
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