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小田原漂情

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師

小田原漂情(おだわらひょうじょう) / 学習塾塾長

有限会社 言問学舎

コラム

受験前の雪

2013年2月19日

テーマ:小田原漂情

コラムカテゴリ:スクール・習い事

 2月生まれのためか、冬が好きですし、雪もまた好きです。

 大学を出て最初の勤めは、八ヶ岳や蓼科に事業所(貸別荘村)を持つ会社で、本社に勤務しながらよく現地の応援にも行ったため、冬場はかなりの積雪の中で、仕事をしたことがあります。

 二度目の会社、12年半お世話になった出版社では、三十代の半ばに3年間、新潟を主担当として、雪の季節を豪雪の上越・中越に、これまたふかく馴染みました(大まかに言うと、上越市方面が上越、新潟市方面が下越で、長岡や三条が中越です。下越、特に新潟市内は、雪はさほど多くありません)。

 そのためか「雪が降る」と聞くと、心躍るものがあります。同時に、積雪の度合いや交通機関への影響に加え、すべって怪我をする人が出ないか、など、つい案じてしまう癖もあります。もちろん都内で装備もなく、雪道に慣れない(であろう)車が街を走っているのを見ると、正直怖さを感じもしますが。

 1月14日の雪が予想外の大雪だったので、その次に雪と予測された時は盛大に積雪の予報が出され、結局空振りに終わりました。今日は実際に降りましたし、けれど積もるほどのことはなく、まあちょうどいい程度だったのでしょうか。小学生などは、遊べなくてがっかりしたことでしょう。

 天気予報も大変だと思いますが、受験の「読み」や「結果」にも、子どもの人生がかかっているだけに、また厳しいものがあります。とくに「読み」はまだしも(分けて考えるならば、「予測」の範疇ですから)、「結果」は重大です。一人の子にとって、「結果」もまた「一つずつ」しかないからです(複数の結果があっても、一つ一つの結果に、それぞれの意味があるのです)。

 とはいえ教師というもの、どんなに心配でも、とにかく受験前日まで、本人たちがやるべきことを手ぬかりなくやりおおせるようサポートし、平常心で当日受験会場へ向かえるよう、励ますことしかできません。

 最後の入試本番まで、あと数日。今日の雪が、きっと受験を後押ししてくれることでしょう。

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