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コラム
「前島密」が「年賀状」を出し忘れ
2013年7月28日 公開 / 2020年12月28日更新
「日本近代郵便」の父である「前島密(ひそか)」(1835~1919年)が出した自筆の郵便物が20点見つかり、「滋賀県草津市」が発表した。「逓信総合博物館」(東京)の「井上卓朗主席資料研究員」は、【前島の郵便創業期の自筆書状は少なく貴重。維新期の政情を知る資料としても興味深い】と話しています。
「郵便制度」発足に関わった草津市出身の「山内頼富」にあて明治3~13年に出した手紙類20点で、山内の子孫宅から見つかったということです。内、4点は遅配がないよう求める通達や辞令など公的な文書で、16点は私的な内容の書簡のようです。
明治6年に出した「年賀状」には、「井上馨」らが不祥事に絡み、当時就いていた政府の役職の辞表を前年末に提出したことを記しています。また、【多忙で正月も働いたので年賀状を出し忘れた】などと率直な気持ちもつづられています。7月23日から9月1日まで「市立草津宿街道交流館」で展示される予定です。
《讀賣新聞13.07.20》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所
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