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高塚哲治

欠陥住宅問題を解決し良質な建築の創造へ導く一級建築士

高塚哲治(たかつかてつじ) / 建築家

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

コラム

「建築って何?(52)」エレベーター設備

2012年10月23日 公開 / 2020年12月28日更新

テーマ:建築の仕組み

コラムカテゴリ:住宅・建物

 エレベーター設備は「一般乗用」「住宅用」「展望用」「人荷共用」「車椅子兼用」「寝台用」「荷物用」「非常用」「自動車用」「斜行エレベーター」などに分類されます。
 また、エレベーター設備は、構造上「ロープ式」と「油圧式」に大別されます。通常のビルには一般的に「ロープ式」が採用されています。「油圧式」は、機械室を昇降路頂部に必要としないため、高さ制限のある建築物には有効となりますが、特性上、「高揚程」「高速度」が要求される建築物には不向きとなります。
 最近は主流として、「可変電圧可変周波数制御(VVV F)」、いわゆる「インバータ制御」方式が採用されています。これにより、「省エネルギー効果」と「電源設備容量の低減」が図られます。
 平成元年(1989年)には、「リニアモーターエレベーター」の実用化がはじまりました。この方式は、「つり合いおもり」に「駆動用リニアモーター」を内蔵させたもので、「省電力」「省電源設備」などの特徴と、昇降路直上に機械室の設置の必要性がなく、「省スペース化」も図られます。



設計監理/調査鑑定/CM(コンストラクションマネジメント)
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