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言葉 16 褒(ほ)める

菊池捷男

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テーマ:コラム50選

 毀誉(きよ)褒貶(ほうへん)という言葉があります。「毀」は、「そしる・非難する」という意味、「誉」と「褒」は「ほめる」という意味、「貶」は「けなす」という意味です。用語の使い方としては、「毀誉褒貶相半ばする」とか「毀誉褒貶が極端に分かれる人物」など、名詞として使われます。
要は、毀誉褒貶とは、人に対するさまざまな評価をいうのです。

人なら、誰もが、毀誉褒貶いずれの評価も可能です。これは、どんな立派な人でも、探せば、そしられ、けなされる面もあること、どんなに否定的に見られる人でも、褒められることの一つや二つはあることから、理解できるでしょう。

コラム14では「責めない」ことの重要性を説きましたが、それをさらに積極的にした言葉が、「褒める」ことです。コラム14で、責める効果に、責める人の平常心の喪失、人の心の離間(りかん)、品性の下方移動などをあげましたが、褒める効果は、逆に、褒める人の平常心の向上、人の心を惹(ひ)きつけること、品性の上位移動などを挙げうるでしょう。
人は、「責めない」という消極的な努力と智恵を超えて、「褒(ほ)める」という積極的な努力と智恵が求められるのです。褒めることを、大切にしたいと思います。

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菊池捷男(弁護士)

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