2021/02/19 全国銀行協会(全銀協)の職業倫理を評価する
2021/05/19 新著予告6 第二章多様性論(1)に書きたいこと
1.多様性とは、多様性+包摂性ないし包容力
多様性について書くならば、私は第一に、その効果について書きたい。
紀元前の昔から、戦いは、多様性のある側が勝利していたと考えるから。
紀元前の、項羽と劉邦の戦い(別名:楚漢の戦い)しかり、21世紀のGAFAMの世界経済戦争しかりである。
しかし、多様性があるということだけでは勝てない。
その多様性をインクルード(包摂)するリーダーの存在を無視することはできないであろう。
となると、多様性とは、多様性(ダイバーシティ)+包摂性(インクルージョン)ということではなかろうか。
インクルージョンとは、包容力と考えても間違いはあるまい。
そう言えるとすれば、多様性とは、多様性+包摂性ないし包容力ということになる。
2.実例
その実例を、上記の2例で説明するが、ここでは、ロータリーの友」の2020年9月号に書かれた、立命館アジア太平洋大学(APU)学長の出口治明さんの論考「変態が改革する多様性社会」を大いに活用させていただくつもりだ。
なお、出口さんのタテヨコ算数(エビデンスペース)」思考は、最近、テレビでも拝聴できた。
ここでいう「算数」とは、すなわち数字・ファクト・ロジックのことだそうだ。
また、出口さんは、日本経済の立ち後れの原因を、「女性、ダイバーシティ、高学歴あるいは勉強」の三つのキーワードを用いて解説されているが、出口さんの言われる「タテ・ヨコ・算数」思考にせよ、「女性、ダイバーシティ、高学歴あるいは勉強」にせよ、キーワード(言葉)を三つにしての解説は、見事である。
説得力抜群の思考方法とみた。
彼も、まさに嚢中の錐だ。