2020/10/11 WFPのノーベル平和賞の受賞を喜ぶ
2021/02/25 井蛙の眼孔で人を論ずるなかれ!
一昨日の日記で、ロータリアンである事業経営者A氏から、難問を持ちかけられたことを、書いた。
A氏は、立派な経営者であり、人材の育成にも顕著な効果を発揮している人物だ。
そのA氏が私にした質問(難問)というのは、A氏が、嘱望している社員のBくんの口癖ともいうべき言葉に悩まされているという相談であった。
その内容というのは、A氏がBくんに何かを語った後で、Bくんはしばしば、Bくんも同じ考えであったとか、A氏がそういう発言をすると思っていたとかの、物の言い方をすることであった。
A氏は、Bくんのそのような口の利き方に、ストレスが溜まるようになった。そこで私に相談した、というのだ。
そこで、私は、次の回答をした。
A氏は、年齢・経験・知識、教養の面では、はるかにBくんを凌駕している。
であるから、BくんがA氏の語ったことを、自分も同じ考えであったとか、A氏がそういう発言をすると思っていた、という事実はあり得ない。
であるから、Bくんは無意識のうちにウソをついていることになる。俗に言う「知ったか振り」をしているだけなのだ。
恐らく、Bくんの口癖は、これまでの人生経験で身に付けた“習い性”であろうが、そのようなBくんの「知ったか振り」癖は、早めに直してあげるのが、A氏のすべきことだと思う。
そこで、A氏はBくんに、“井蛙の眼孔で人を論ずるなかれ!”と一喝するのがよい。
要は、井の中の蛙くらいの目ん玉(知見)しかない君が、一知半解の言葉を弄んで、目上の者である私(A氏)の考えなどお見通しだというような傲慢不遜な物言いはするな!と一喝するのだ。
A氏がBくんにそう言えば、有能なBくんのことだ。理解するようになるだろう、と。