2021/05/07 ロータリーのいう「平和構築と紛争予防」②
2020/12/09 われ成長せり。「遅・鈍・周回遅れ」の真因を知る
昨日の鳥取北RCへの公式訪問でのこと。
いつものごとく、ガバナーの卓話の中で、私はガバナーノミニーの時代に、わがサガは、他のロータリアンに比べ、「遅・鈍・周回遅れ」であることが分かった、と語った。
そして、今日、私が「遅・鈍・周回遅れ」であることの真因が分かった。
これは私の身に起こった成長といえるだろう。
ガバナーになって達成し得た成長の一つだ。
では、私が「遅・鈍・周回遅れ」であることの真因とは何か?
それは、ロータリー用語の意味が理解できなかったことだ。
私は、言葉の意味は、言葉の概念から自然に理解できるものとの観念を持っている。
であるから、意味が宿っていない言葉は、隠語や符丁と同じく、理解できないのだ。
はやい話し、国語辞典にも載っていないような用語は、全くもって理解できないのだ。
私は、日本人は、日本語の国語辞典に載っていない特殊用語は、あまり使うべきではないと考える。
カタカナ語、アルファベットの頭文字の組み合わせによる造語などもそうだ。
その昔、私は、土木業界の人から、談合をしている現場の会話を録音した録音テープなるものを聴かしてもらったことがある。
その内容を聴いて驚いたのだが、意味はさっぱり理解できなかった。
隠語を使っていたからだ。
ロータリーも、あまり特殊な言葉を使っていると、隠語の使用と同じく、一般の人に理解されず、敬遠されることになりはしないかと心配する。
ロータリー用語の「ペッツ」や「ゲッツ」は、「会長エレクト研修会」や「ガバナーエレクト研修会」というべきだ。
「ペッツ」や「ゲッツ」では、ロータリアンでも意味の理解できない御仁はたくさんいるのだから、ロータリアン以外の人は理解できるものではない。
最近、雑誌「ロータリーの友」の中に、「職業奉仕」という言葉を使ってもいい場面で、「職業倫理」という言葉を使っているのを複数回発見したが、「職業奉仕」は国語辞典にも載っていない用語というだけでなく、概念といえるかどうかすら疑わしい用語であるから、「職業奉仕」といわず「職業倫理」というのは、実に良いことだ。
【解説】
1.言葉の意味:
言葉:②音声や文字によって人の感情・思想を伝える表現法。原語。「日本のーをローマ字で書く。(大辞泉)
用語:使用されている字句や言葉。「専門―」(大辞泉)
概念:物事の概括的な意味内容。「―をつかむ」「文学というーから外れる」(大辞泉)
観念:①物事に対してもつ考え。「時間のーがない」「固定-」(大辞泉)
隠語:特定の社会・集団内でだけ通用する特殊な語。(大辞泉)
符丁:②仲間うちだけで通用する言葉。隠語。「-で値を言う」(大辞泉)
なお、「概念」と「観念」の特徴的な違いは、「概念」は、人によって意味が違うというものではなく、客観的な意味のある言葉であり、「観念」は、主観的な受け止め方である。