2020/09/12 明日への期待
2020/10/25 ⑥ 世界を舞台にした梅吉
1918年、4年半に及ぶ第一次世界大戦が終わるや、アメリカ大統領の提唱で、米英仏伊日など9か国から成る世界初の国際軍縮会議(ワシントン会議)が始まった。
1921年、これに合わせて、日本から民間外交使節団21名がアメリカに行く。
使節団結成の発起人は、渋沢栄一、井上準之助、団琢磨など5名のそうそうたる人材。
団長は団琢磨。
東京ロータリークラブの会長であった梅吉も、21名の中の一員となる。
使節団訪米の見送りには、原敬首相自らが来るほど盛大であった。
なお、原敬首相は、藩閥政治から政党政治への変わり目を象徴する初の平民首相だったが、この日から2週間後に暗殺される。
梅吉は、この使節団の一員を務めて帰国した(1922年)後、「米国における金融制度」を著している。