2020/12/22 リーダーシップ⑩ 兼聴すれば明るく、偏信すれば暗し
2020/10/01 大田RC公式訪問記
傑物がここにもいた。
大田(おおだ)RCの田平(たびら)会長のことだ。
年齢は55歳。このクラブの平均年齢が57歳であるので、それより若い。副会長や幹事は、彼よりもっと若い。
要は、大田RCには、かなり若い執行部が生まれたということだ。
しかも、田平会長はロータリー歴がわずかに6年でしかない。
このような若く、経験の浅い人物で、しかも知識欲旺盛、覇気横溢の元気者とあっては、高齢会員が寂しがりはしないかと、私は、勝手に心配したのだが、それはすぐ杞憂であったことがわかった。
それは、会長・幹事懇談会が終わるや、すぐさまパスト会長であり地元商工会議所会頭を務められている先輩(田平会長は商工会議所副会頭)が、まことに丁寧な挨拶に来られ、例会では、田平会長の御尊父であられる最高齢のロータリアンまで挨拶に来られたことで、理解できたのだ。
大田RCは、今年度50周年を迎える重要な年度を迎えた。そのため、田平会長を選んだものと思われる。
それだけの人物であることは、初対面で理解できた。
ところで、ガバナーの仕事の中には、各グループ(当地区には11グループあり)から、やがて順番が回ってきたときガバナーになる人物を見いだすこともある。
私は、田平会長をその候補者の一人とみた。
大田RCの実績のことにも触れておきたい。
このRCは、青少年交換やロータリー財団奨学生を7名も出している。
このクラブは、会員数が少ない(本日現在23名)にもかかわらず、層が厚いと感じられたほどのクラブである。