2020/12/4 ロータリー通解⑤ ロータリーの良き親睦の表現形態
2020/09/02 智頭ロータリークラブ公式訪問記
智頭(ちず)ロータリークラブのある智頭町は、東西に長い鳥取県の東南部にある人口6800人の町である。町の面積のうち93%が山林であることからも分かるように、この町は林業で栄えた町である。しかし、今は、昔の面影はなく、製材所も昭和40年代には41件もあったのに、今では7件に減っているという。
ロータリークラブも智頭ロータリークラブがあるだけ、しかも会員数は5名しかいない。
とはいうものの、智頭ロータリークラブのロータリアンたちは、皆、この町になくてはならない人たちばかりである。
すなわち、会長の松本さんは、この町唯一の開業医であるところ、会長・幹事懇談会の直前に、熱中症に罹患した患者さんが担ぎ込まれ、会長・幹事懇談会はやむなく欠席とあいなったが、それほど、町が松本さんを必要としているのである。
なお、松本会長は、例会の前には姿を見せられ,挨拶を受けたが、年齢は55歳、その人品骨柄卑しからず、なにやら知性と教養が滲み出た風貌をされていて、惹かれるものを感じた。
その他のロータリアン4名も、一人は鳥取県議会議員、一人は智頭町の町議会議長、一人は鳥取銀行の支店長、残りの一人は智頭町の林業を支える人であり、皆さん、智頭を代表する人たちばかりである。
このクラブの雰囲気は、1905年ポールハリスが仲間数人と共にロータリークラブを作ったときも、かくやと思わせるものであった。
私は、この人たちが、ロータリークラブにいるというだけで、ロータリーの名を高からしめていると思い、いつまでもロータリアンでいてくださるだけで、ガバナーとしては満足だという趣旨の話をさせていただいた。
なお、例会が終了した後、ロータリアンの一人(鳥取県議会議員)から、ロータリアンの多様性に定義について質問を受けた。
たいへん鋭い質問であったので、この問題は、改めて、後日日記に書くことにする。