2021/02/22 難問を受ける
2020/07/29 女性の真価、端倪すべからざるものあり
国際ロータリーは、今年度、20名の理事を選任したが、そのうち6名(理事の30%)は女性であるという。女性の端倪すべからざる真価を認めたからであろう。
女性を、重要な役員に就任させようとする動きは、近年、顕著である。
経済界もしかりである。
経済界の場合、社会や経済に大きな衝撃を与えた2008年に起こったリーマンショックの後、その反省から、いわゆるコーポレートガバナンス改革が始まった。
我が国では、2015年に東証と金融庁が協働でコーポレートガバナンス・コードを作り、上場会社にその遵守を求めたが、その中で女性の取締役選任を強く求めた。
むろん、コーポレートガバナンス・コードの要求するところはそれだけではない。
上場会社の機関設計を、従来型の監査役会設置会社から、社外取締役を設置し、社外取締役を過半数とする指名委員会や報酬委員会を必置の機関とする指名委員会等設置会社に誘導もした。しかし、財界は、笛吹けど踊らずの鈍さで応えた。
これに怒った金融庁は、2018年コーポレートガバナンス・コードを改定・強化しただけでなく、2019年には会社法を改正までして、大会社(資本金5億円以上または負債200億円以上の会社)にあっては、社外取締役の設置を法律上の義務とした。
以後、上場会社への締め付けは強く、社外取締役などへの女性の、今まで以上の進出が予想されることになった。
これらは、無論、女性の端倪すべからざる能力を、真価を、評価してのことである。
RIは、全ロータリークラブに対し、女性の入会を、強く推奨しているのも、財界などの動きと軌を一にしているのである。
であるから、これを一波万波の二波とし、明日は、女性の端倪すべからざる真価の実例を、歴史を紐解いて、探し出すことにしたい。