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2020/07/17 6:50 親の子と子の親
ここまで四ロータリークラブを訪問したが、岡山の三つの会では、多くの親父の顔をみた。
まず、岡山南では、初対面の会長エレクトの名刺を見、顔をじっとみて、「おたくは親の息子さん?」「はい」という会話が成立。顔がそっくりなので、すぐ分かったのだ。正確に言えば、風雪に刻まれ、重厚であった親父の顔ではなく、歌舞伎役者を連想させる貴公子然としたきれいな顔の子という違いはあったが・・・。
血は争えないという言葉があるが、まさに、親にそっくりだった。
岡山では、会長・幹事懇談会の席上の名札を見、幹事の顔をみただけで、あっ、ここにも親の子がいた。
「お宅も親の子か。お父さんはお元気?」と声をかけると、息子、莞爾として笑って、「はい」と言う。
ここでも、正確には、苦み走った役者顔の親父ではなく、すくすく伸びた若竹を思わす、これまた苦労を顔に刻んでいない、若いきれいな顔であったが・・・
岡山東では、例会の場所で、親の顔そっくりの子が何名いたことか・・・
それに、岡山東では、息子の親の顔も見た。お二人とも、事業の経営を、信頼する長男に譲られて、悠々緩々、人生を謳歌されている顔であった。
私は、いつまでもお元気で後進の指導をしてくださいと、こころでこのお二人の親父さんに言葉かけをした。
なお、このお二人は、一昨年度あった岡山東ロータリークラブ創立50周年の式典で、在籍50周年を祝われ、お二人が演壇に上がられる前、若い方のロータリアンが先輩格のロータリアンに対し、笑みをもって、また、右手を前に差し出すようにして、お先にどうぞ、と仕草をされた姿、先輩格のロータリアンが、嬉しそうに、また、恥ずかしそうに、後輩格のロータリアンに、それではご一緒に登壇しましょう、という仕草で応えられた姿。
が私の眼底に残っている。また、私の胸奥にはまだこのときの感動も残っている。