遺言執行者観に関する謬説がなくなるまで①
天にあっての比翼の鳥、地にあっての連理の枝さながら、今上天皇陛下と美智子皇后陛下の仲睦まじさ。
琴瑟相和するがごとしとは、まことに両陛下のようなご夫婦をいうのでしょう。
両陛下、平成時代30年間、まことにご苦労さまでした。
今上天皇陛下は、憲法第1条に書かれている、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴として、平成年間、立派に務めを果たされました。
それだけでなく、両陛下は、たくまずして、日本国民の品位と稟性を高め、磨かれたように思います。
両陛下の、どなたにも差別なく向けられる温顔や慈しみのこもったお言葉、東北大震災の被災者をはじめ不幸と闘う国民に向けられた慈顔や励ましには、多くの国民が感謝し、感激し、感動して涙したものです。
その、感謝と感激と感動をとおして、日本人は、どうあらねばならないかを、考えさせられてきたように思います。
そして、その結果するところ、日本人の、生来もっている誇りと自信と一体感を、さらに強固にしたように思います。
両陛下、ほんとうにありがとうございました。
ご退位の今日、満腔の謝意を、捧げさせていただきます。