間違えやすい法令用語4 許可・特許・認可・免許
1年と年度の意味
年は、暦年のこと、すなわち、1月1日から12月31日までの期間を意味します。
年度とは、法令に定められた一定の期日から一定の期日までの期間を意味します。
例えば、国や地方公共団体の「会計年度」は毎年4月1日から翌年の3月31日までの期間をいいます。会社の場合の「事業年度」は、会社によって違いがあるでしょう。
2個人の所得は、「年」単位
所得税法27条2項は「事業所得の金額は、その年中の事業所得に係る総収入金額から必要経費を控除した金額とする。」とされ、また同法28条2項は「給与所得の金額は、その年中の給与等の収入金額から給与所得控除額を控除した残額とする。」と規定しているのです。
3法人の所得は「年度」単位
法人税法5条は「内国法人に対しては、各事業年度(連結事業年度に該当する期間を除く。)の所得について、各事業年度の所得に対する法人税を課する。」と規定しているのです。