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倉本和幸

空調設備に情熱を注ぐプロ

倉本和幸(くらもとかずゆき) / 一級管工事施工管理技士

株式会社京都設備

コラム

どやさ?建物補修後の空調トラブル

2011年9月12日 公開 / 2014年3月19日更新

テーマ:空調メンテの疑問、一答涼暖!

コラムカテゴリ:ビジネス

外壁塗装や屋上の防水工事など、建物の補修を行うことがあると思います。

実は、昔からお世話になっているお客様から、
「急に自宅のエアコンの効きが悪くなったから、見に来て」とのご依頼があり、
サービスマンが現場に向かったところ、思いもよらぬ展開となってしまいました。

エアコンの点検をしてみると、冷媒ガスが全くない状態。
エアコン本体からも配管からもガス漏れ原因が見受けられません。
ただ、室外機が設置されている屋上は、防水工事を施されたようです。
とすると、別業者がエアコンに何かしたのでは…。
お客様に確認すると心当たりがあるとのことだったので、
有償にてガス補充をさせて頂きました。

エアコン工事後に建物の補修をする場合、室外機は必ず支障となります。
室外機が壁面に架台設置されていれば、外壁塗装の際に同様の支障が出ることが考えられます。

その対処としては、
エアコンを一時撤去して建物補修を行い、また復旧するパターンが一般的。
中には、配管が接続されたまま、若干の移動によって対応されるところもあるようです。
その作業のときに、誤ってガスが抜けてしまうケースもございます。
ガスの抜け方も、すぐ抜けてしまうこともあれば、ジワジワと長期的に抜けていくことなど
状況はさまざまです。

建物の補修を行う業者は、エアコン脱着後に運転確認をしっかりしてくれていますか?
さらに配管を脱着していたら、再接続後に真空引きの作業をしてくれていますか?
キッチリやってくれる業者でなければ、空調トラブルとなる可能性があります。

あなたが業者にそのことを確認しておかないと、
もし何かあった場合に泣き寝入りすることになるかもしれません。
施工範囲の責任をはっきりさせていれば、
連絡下さったお客様も無駄な費用をかけずに済んだかもしれません。

建物の補修の打ち合わせは、素人には難しいところが正直あり、
ついつい「おまかせ」になってしまいがちです。

もし、こんなお話での不安・心配がございましたら、お気軽にご相談を!
建物補修の打ち合わせ前に抑えてほしいポイントを、
専門業者の視点でわかりやすくアドバイスさせてもらいまっせ!!


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