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倉本和幸

空調設備に情熱を注ぐプロ

倉本和幸(くらもとかずゆき) / 一級管工事施工管理技士

株式会社京都設備

コラム

別業者だと厄介!?エアコンの購入と工事

2011年9月14日 公開 / 2014年3月19日更新

テーマ:空調業者の疑問、一答涼暖!

コラムカテゴリ:ビジネス

最近は安さを追い求め、エアコン本体だけをインターネットや通販などで購入し、
工事は最寄の施工業者に頼まれる人もおられるようですね。

そんなあなた!
もし保証期間中、エアコンの調子が悪くなったときに連絡するのは、
エアコンを購入した業者ですか?それともエアコンを工事した業者ですか?

購入と工事の業者が別々だと、修理対応の範囲が厄介なことになる恐れがあります。
エアコン本体の異常であればメーカーか購入業者、
工事に起因するものであれば工事業者に対応してもらうのがベター。
ただ、その異常が本体か工事か、どちらに問題があるのかを判別するには
サービスマンの点検作業が必ず必要です。

となれば、その点検作業をどこに依頼するかです。
購入業者をA、施工業者をBとします。(ただし、業者間は無関係とします。)
Aに点検を依頼すれば、エアコン本体の異常は無償、施工上の問題は有償となります。
一方、Bに依頼すれば、施工上の問題は無償、
本体の問題は「お客様から、メーカーか購入業者に連絡して下さい。」との話になり、
点検費用が発生することがあります。
お客様の一般的な考え方は「保証期間中やのに、なんでお金がかかんねん?」となるでしょう。

申し訳ありませんが、これは購入と施工を別業者にしてしまったあなたにも責任がありますよ。
それは購入と施工それぞれに修理補償範囲が異なるからです。
保証範囲を本体・工事ともにリンクさせるには、業者を一本化しておくべきです。
そうすれば、その業者が保証期間中もその後も一貫対応してくれるはず。

以前のコラムで述べたことがございますが、
これでは「安かろう悪かろう」になってしまいませんか?
アフターサービスのこともしっかりとお考え頂きたいものです。


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