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コラム

キッチン回りをスッキリさせるパントリー(食糧収納庫)

2015年10月4日

テーマ:こだわりの趣味と住宅設計

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 畳 掃除畳 張り替え

キッチンの中に憧れのパントリーを

完成時は住宅雑誌のように美しい家も「住み始めると途端に散らかってしまう」ということはよくあります。特に使う頻度が高いキッチンは、モノであふれることが多い場所です。


近年は、雑誌などでパントリーの特集が組まれて注目を集め、新築やキッチンリフォームでも需要が高まっています。

ある意味、パントリーは今の時代を反映しています。
昔は毎日商店街で買い物をするというスタイルでしたが、現代はどうでしょう。

食材の保存が効くようになり、冷凍食品の品ぞろえも充実しています。共働きのご家庭も増え、食材をまとめ買いする方が増えてきました。
週末にご夫婦で郊外型の大型店舗へ出かけ、飲料水やアルコール類、食材や生活雑貨などをまとめて購入する。あるいはネットショッピングでまとめ買いする方もいらっしゃるでしょう。
キッチンのパントリーは、そんな今の時代のニーズにマッチしたものといえます。

たくさん収納でき、出し入れも便利なパントリー

キッチンの収納といえば、カップボードがあります。これは食器の収納や家電の設置には便利ですが、スペースが限られていますので食材の在庫までは収納しきれません。

床下収納の場合は、出し入れしにくいので、使用頻度の低いものの保管にはいいと思いますが、温度の管理が難しいので、置けるものは限られてきます。

パントリーは、お米・飲料・調味料・缶詰・粉類・乾物・レトルト食品・季節の食器、たまにしか使わない家電など、これらをまとめて一カ所に収納できるのが魅力です。

出し入れも便利なので、キッチンが片付けやすく、いつもスッキリした状態を保つことができます。そして棚があるので整理整頓もしやすくなります。

また、キッチンとほぼ同じ環境なので温度・湿度が把握できて安心です。外国の映画に出てくるような、豊富な食料在庫を収納したパントリーに憧れる方も多いはずです。

パントリーのデメリット

デメリットとしては、最低2畳ほどのスペースが必要なので、空間に余裕がないと設置できないことです。

また、デッドスペースとなってしまった場合、賞味期限切れの食品や害虫の発生につながります。
ですから「カップボードと床下収納があれば事足りる」というのであれば、あえてパントリーを設ける必要はありません。

逆に食料品のストックが多い方や納戸として使いたい方など、活用方法が思いつく方にはおすすめします。ご自身のライフスタイルに合わせてキッチンの収納を選びましょう。

この記事を書いたプロ

饗庭多嘉男

住み心地を高める建築のプロ

饗庭多嘉男(有限会社アイバ工務店)

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