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加藤俊光

おひとりさま・おふたりさまの様々な悩みに寄り添う行政書士

加藤俊光(かとうとしみつ) / 行政書士

相続まちなかステーション/加藤法務行政書士事務所

コラム

目の前の現実を直視せず先送りばかり! これでは解決できません! 

2011年6月3日 公開 / 2018年9月22日更新

テーマ:時々雑感【平塚|法律専門職の視点】

コラムカテゴリ:法律関連

 いったい、この2日間の国会の騒動は何だったのでしょうか。

 未曽有の大震災の混乱の中で新年度がスタートしてから2か月が経ちました。原発事故は一向に収束の兆しすら見えず、また被災地にはいまだに行方不明のままの方や避難所生活を余儀なくされてる方々が大勢いらっしゃいます。
 
 多くの国民は、自分にできることで復旧復興への協力をしている人がほとんどです。義援金やボランティアを申し出る人たちもいれば、日々の暮らしの中で節約・節電に心がけて、みんなが一つになって一日も早い復興を目標に頑張っています。

 しかし、国民の代表である国会議員たちには現実が全く見えていないようです。長く政権与党の座にあった自民党がこれまで行ってきた隠蔽・無責任な先送りの結果が現状を招いているのではないでしょうか。反省や謝罪もなく、現政権を非難し揚げ足取りに終始するだけ、挙句の果てには民主党の混乱を期待して内閣不信任決議案を提出する姿勢は到底理解できません。しかも、自分たちならこの人をリーダーにして、こういう手だてを打ってこのような解決を目指すという道筋などまったくなく、ただ与党が混乱してその結果自分たちが政権を手にすることができればいいという下心が丸見えでした。そんな自民党に手を貸した公明党やたち上がれ日本などにも嫌悪感こそ覚えど共感などできるはずもありません。『たちあがれ日本』というのは誰に向かって言ってるのでしょうか。今の日本の現状にぴったりの党名のあなた方こそ、永田町で高みの見物をせず惜しみない協力を申し出なければ、それこそ看板に偽りありというほかありません。

 権力闘争と言えばきれいに聞こえますが、このエネルギーと時間をなぜ復興のために振り向けることができないのでしょうか。誰が嫌いだとか子供のようなことばかり言って、一向に現実を直視しようとせず権力ゲームに興じている政治屋たちこそが震災復興の最も足かせになっていると感じるのは私だけではないと思っています。いっそのこと今年いっぱい国会議員全員で被災地に泊まり込んでボランティアをやってみてはいかがでしょうか。少しは現実を肌で感じることができるかもしれません。

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加藤俊光

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加藤俊光(相続まちなかステーション/加藤法務行政書士事務所)

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